1959年に開設されたシェレメチェボ空港は、乗客数及び取り扱い貨物数において、同じモスクワにあるドモジェドボ国際空港に次いでロシアで2番目に大きい空港である。
1960年に初めてベルリンへ国際線を就航し、1980年にはモスクワオリンピック開催を契機に新しくターミナルビル(シェレメチェボ2)を開業させた。
2009年にターミナルD、2010年にターミナルEを新たに建設したほかターミナルFの補修や滑走路拡張など大幅なリニューアルを行っている。アエロフロート・ロシア航空のハブ空港であり、ロシア国内はもちろん、ヨーロッパ各国、ウクライナ、イラン、モンゴル、日本などと結んでいる。
2007年に日本航空が乗り入れ先をドモジェドボ国際空港に変更したため、日本からの定期乗り入れは成田国際空港からのアエロフロート・ロシア航空便のみとなった。モスクワ市内からは約40キロほどでやや離れている。