ローマには2つの空港が存在し、1つはローマ郊外のチャンピーノに位置する、小型機による短距離フライトを中心としたチャンピーノ（Ciampino Airport）空港、2つ目はローマの南西に位置する国際ハブ空港のフィウミチーノ空港、別称「レオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港」である。
この名前はイタリアを代表する芸術家「レオナルド・ダ・ヴィンチ」にちなんで命名された。
1961年にフィウミチーノ空港が国際空港として始動するまでは、チャンピーノ空港がローマの都市空港であったが、フィウミチーノ空港の完成後は、フィウミチーノ空港がローマを代表する世界への窓口となった。
日本の羽田国際空港からITAエアウェイズが2022年6月より直行便を就航予定。

フィウチミーノ空港のターミナルは1、2、3、5の4つに分かれている（2009年10月25日に名称が旧呼称から1235に変更）。ターミナル1はITAエアウェイズなどのイタリア国内線・シェンゲン条約加盟国間の国際線、ターミナル2、3はシュンゲン条約非加盟国間の国際線であり、日本はターミナル3。条約加盟国はアイスランド、イタリア、オーストリア、オランダ、ギリシャ、スウェーデン、スペイン、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポルトガル、ルクセンブルグなどの２５ヵ国である。ターミナル内にはバーバリー、グッチ、ブルガリなどの高級ブランド店や免税店、カフェ、レストランの他にワインやチーズなどのイタリア製品を販売するお店もあるため、搭乗までの間、十分に楽しむことが出来るだろう。

入国の場合、日本からの直行便でのフライトの場合、ターミナル3に到着する。フィウチミーノ空港から他の都市へと乗り継ぎをしないのであれば、そのまま手荷物受取へと進み、出口の表示に沿って移動する。ここで入国審査。入国審査はEU圏内の旅行者とEU圏外の旅行者に別れている。EU圏以外のパスポートを持つ旅行者はみな「NOT　EU」と書かれた方に進む。また、入国審査時に必要な書類はパスポート。もし滞在期間が90日以内であればビザはいらない。入国審査後は機内預けの荷物を受け取るため、自分の乗った便名が表示されているターンテーブルへ。荷物が出てくるのにかなり時間がかかる場合があるので、時間に余裕を持って。次に税関だが、申告するものがあれば申告する。最後に到着ロビーでの注意。飛行機が到着するのはターミナル3であるが、出口はターミナル2になる。待ち合わせの際には気をつけて！

出国の場合は、まず初めにチェックインカウンターでパスポートを提示し、搭乗券を受け取り、機内預けの荷物を預ける。免税手続き品がある場合は税関へ。免税手続き品のない場合にはセキュリティーチェックへ進む。次に出国手続き。出国手続きは入国手続きと同様、EU圏内の旅行客よEU圏外の旅行客と別れているため、「NOT　EU」のブースへ進む。出国審査に必要な書類はパスポートと搭乗券。そして最後にスタンプを押してもらば出国審査はこれで終わり。終了後、モノレールに乗る場合もある為、搭乗ゲートのチェックを忘れずに！

日本からフィウミチーノ空港に到着後、モニターに表示されている出発便案内を見て、離陸時間やゲートを確認。イタリア国内線またはシェンゲン条約加盟国間（アイスランド、イタリア、オーストリア、オランダ、ギリシャ、スウェーデン、スペイン、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポルトガル、ルクセンブルグなど25ケ国）の国際線を乗り継ぎ利用する場合には、パスポート審査を済ませ、それぞれのターミナルに進む。ターミナルは1か2である。それ以外の国への乗り継ぎの場合パスポート審査は不要である。目的地に着いてからのパスポート審査になる。同じターミナル3内からの出発になる。乗り継ぎの際は時間に余裕を持って行動するよう心がけて！

フィウミチーノ空港から連絡通路を通って徒歩すぐにヒルトン・ローマ・エアポートホテルがある。ホテル内にはレストラン、バー、ビジネスセンター、室内プール、サウナ、サッカー用フィールド、テニスコートなどの施設が備わっており、快適に過ごすことができる。また、館内すべてのエリアで無線インタネット接続が可能である。コロセウムやバチカンへはわずか19キロ！コロセウムやバチカンまでの観光名所までは無料のシャトルバスが運行している。所有時間は30分程度。ヒルトン・ローマ・エアポートホテル以外にもフェミウチーノ空港の周辺にはクラブ・イソラ・サクラ・ローマホテル（一泊あたり47ユーロ～）やコートヤード・バイ・マリオット ローマ エアポート ホテル（一泊あたり143ユーロ～）などがある。

ローマ市内へのアクセスは、鉄道、バス、タクシー、レンタカーといくつもの行き方がある。