オークランド国際空港(Auckland International Airport)は、オークランド中心部から南へ約20kmのマンゲレに位置する、ニュージーランド国内で最も乗降客の多い国際空港。
オークランドの愛称でもある「シティ・オブ・セイルズ(帆の町)」をテーマに設計されているターミナルビルは近代的な外観となっており、帆をイメージした外観は見学する価値がある。
そもそもオークランド国際空港は、1928年に設立された航空学校「オークランド・エアロクラブ」の敷地を譲り受け、1966年1月29日に開港した。ニュージーランド航空のハブ空港であり、ニュージーランドを訪れる外国人の70％はオークランド国際空港に到着すると言われている。
2011年のラグビーワールドカップニュージーランド開催に向けて、2本目の滑走路を建設すると同時に、空港ターミナル、誘導路、駐機場の整備を行い、空港全体の拡張工事は2025年の完成を目指している。

ターミナルは国際線ターミナルと国内線ターミナルから成る。ターミナル間は徒歩でも5分ほどの距離だが、無料シャトルバスが走っている。国際線ターミナルの入口は1階のみで、1階には到着ロビー、発券、チェックインカウンター、手続きを終えて進む2階が出発ロビーになっている。3階には展望ラウンジがある。国内線ターミナルは1階建てでシンプル。入口から入って左側はニュージーランド航空にチェックインカウンターがあり、右側にはパシフィックブルーとジェットスターのチェックインカウンターがある。ロビーには軽食が食べられるカフェやファーストフード店がある。

【入国・入国審査→荷物受け取り→税関・検疫】

飛行機を降りたらPassport controlという表示に従って入国審査へ進む。乗り継ぎの場合は Transit Passenger という表示に従って進む。入国審査ではパスポートと入国カード兼税関申告書を提出するので、機内で記入しておく。滞在目的、日数など簡単な質問を受けた後問題がなければパスポートにスタンプを押印され、入国カードと共に返される。

その後、Baggage Claimへ進み、搭乗した便名表示のあるターンテーブルにて預けた荷物をとり、税関検査へ進む。税関検査では、パスポートと入国カードを提出。税関では申告するものがない場合は緑色のカウンターNothing to Declareへ、申告するものがある時はGoods to Declareへ進む。農業国であるニュージーランドでは食品や植物、動物など厳しくチェックされるので、入国カード裏面の検疫書に記載された物品を確認し、持っている際にはYESにチェックをつけて申告する。

【出国・チェックイン→手荷物検査→出国審査→搭乗ゲートへ】

利用航空会社のチェックインカウンターへ行き、航空券を搭乗券に替える。受託手荷物はここで預ける。出国審査ではパスポートと搭乗券、出国カードを提出。出国カードはチェックインカウンター又は出国審査カウンターに置いてある。出国審査後、搭乗券に記載された搭乗ゲートへ進む。帰国便出発の72時間前までに、航空会社にリコンファーム(予約確認)が必要な場合があるので事前に確認しておくと良い。

【国内線乗り継ぎ】
国内線への乗継ぎの場合には、預けた荷物を全て受け取り、全ての入国手続きを行い入国し、国際線ターミナルへ向かう。国際線ターミナルと国内線ターミナルは約1km離れているので荷物が多い場合などは無料シャトルバス、インターターミナル・シャトル(Interminal Shuttle)で移動が便利。運行は6：00～22：30で、20分間隔で走っている。エアバスと同じ乗り場だが、白いバスで「Interminal」と書いてあるのでわかりやすい。歩く場合は表示に従い、青と白で描かれた整備された歩道に沿って進めばよい。ニュージーランド航空であれば、国際線到着ゲート脇の国内線乗り継ぎカウンターで、出発の45分前までであれば、荷物のチェックインができる。場所は税関を出てすぐ左手にある。

【国際線乗り継ぎ】
国際線乗り継ぎの場合は、到着階より到着2番ゲート横のセキュリティーチェックを通過し出発階へ進む。搭乗口に向かう途中左手にある乗り継ぎカウンターで手続きを行い、搭乗ゲートへ向かう。

・ニュージーランド航空（NZ）
国内線 » 国際線：55分～1時間15分
国際線 » 国内線：1時間30分
国際線 » 国際線：55分～1時間15分

2013年10月現在
注意：時間帯・便名により異なりますのであくまでも参考値とお考え下さい。詳しくは、当社コールンセンターもしくは、航空会社にお尋ね下さい。

観光案内所：1階到着ロビー税関を出た左手と正面出口付近など3か所ある。2階出発ロビーでは中央の3階へ上がるエスカレーター付近。

国内線連絡バス乗り場：税関を出て右方面へ。グループチェックインカウンター向いのドアから外へ出たところにある。

エアバス・タクシー乗り場：税関を出て、左方面へ進むと観光案内所、トイレの先にある。

レンタカーカウンター：税関を出て右手にレンタカー各社のカウンターが並んでいる。

両替所・銀行：1階到着ロビーでは税関を出たところと、チェックインカウンター向いエスカレーターの両側にある。2階出発ロビーでは出国審査カウンター前にある。

レストラン・カフェ：1階到着ロビーは税関出たところに、ファーストフード、カフェ、2階出発ロビーにはバー、レストラン、カフェがある。

郵便局：レンタカーカウンターの並び。

喫煙場所：屋外のみ。ニュージーランドでは法律により、バーやパブですら禁煙になっているほど厳しい禁煙に厳しい国。当然、空港内も全面禁煙。屋外の決められた喫煙エリアのみ喫煙可能。

空港から市内へ近距離であり、のアクセスが良いので観光にも便利。市内は主にダウンタウンエリア、パーネルエリア、ニューマーケットエリア、ボンソンビーエリア、デボンポートエリアの5つのエリアに分けられる。また、ダウンタウン、パーネル、ニューマーケットエリアには「歩く観光案内所」として観光案内をしてくれる Auckland City Ambassador と呼ばれる市の職員がいる。

まず市内中心にあるオークランドのシンボルであるスカイタワーではオークランドの町並みはもちろん夜景とともに見るハーバーブリッジは一見の価値がある。スカイタワーと共に人気があるのがヴァイアダクト・ハーバーである。ヨットハーバーを眺めながら散歩をしたり、カフェやレストランでのんびり過ごすにはことができ、帆の街を実感できるおすすめの場所でもある。

クィーンスエリザベス2世スクエアから南へ延びるクィーンズ・ストリートではメインストリートであり、食事や買い物、映画などが楽しめる。並行して走っているハイ・ストリートはカフェやセレクトショップなどがあるおしゃれな通りで賑わっている。2月には毎年、デボンポートのWindsor Reserveでデボンポート・フード＆ワイン・フェスティバルが開催され、ニュージーランドのワインと料理が楽しめる。

市内中心部から約22km、車で30～40分ほどの距離。最も安い交通手段はエアバス。チケットの予約の必要はなく、空港内の観光案内所や発券機で販売しているほか、ドライバーから直接購入することもできる。所要時間は約40～50分。空港から市内へは6：00～22：00、市内から空港へは4：30～21：50までの15分間隔での運行。大人片道15ドル、学生、バックパッカーは13ドル、子供は6ドル、大人と学生、バックパッカーは往復割引がある。目的地がエアバスのルートでなかったり、人数が多いときには乗合タクシーのようなエアポートシャトルも便利。乗客の人数が集まり次第出発。料金や行先は人数によって変わるが市内中心部まで乗客3人で約40ドル、人数が多いほど割安になる。