アブダビ国際空港は1982年に開港し、近年目を見張る右肩上がりの成長を続けるアブダビ首長国にある。また国営のエティハド航空の本拠地でもある。この国にはアブダビ国際空港とアル・アイン国際空港、2大空港で旅行業を支えている。
アブダビ市中心部から東に車で約40分ほど、距離にしてだいたい25キロの所にある、最新設備を有するアブダビ国際空港。アブダビ首長国東西部のほぼ真ん中にあると言える。そのため、特に乗り継ぎする旅行者には便利な場所である。
市街へは40分、ドバイマリーナまでも1時間以内で移動可能。また第4ターミナル―シティ・ターミナル―は空港の外、なんとアブダビ市内にあるため、旅行者は市内で航空会社を選び荷物を預けチェックイン手続きを簡単に済ませることができ、好きな時間にシャトルバスに乗車し空港へ向かうことができる。

アブダビ国際空港は、最新鋭の技術を取り入れて設計された施設を有し、巨大で近代的なターミナルと言える。航空会社によって入国審査デスクも分かれており機能と充実性を兼ね備え、旅行客を待たせないサービス精神もかいまみれる。国営のエティハド航空の本拠地として、エティハド航空は元より30種類を越える航空会社の定期便が世界150以上の各都市とアブダビを結んでいる。

種多様のレストランやカフェ、さらには郵便局・多目的ビジネスセンターから最新鋭の機器を兼ね備えた24時間体制の空港医療センターまで空港内の施設として設置されている。この国ならではの祈りの部屋もある。さらにバラエティー豊かなサービスという点では第2ターミナルとアブダビ空港ホテル内には18ホール、6,771ヤード、パー71のゴルフコースをVIPラウンジに用意してある点も見逃せない。 空港内は車椅子での利用が可能。特別なチェックインゲートやエレベーター、スロープ、障害者用のトイレなどが各ターミナルにあり細やかなサービスという点も評価できる。

30日以内の観光目的の滞在であればビザは不要である。パスポートの有効残存期間6カ月以上ないと、入国できないので注意が必要である。入国カードは必要ない。

空港でのチェックインは、出発予定時刻の 4 時間前から受け付けている。 またフライトの 24 時間前までは、オンラインによる Web チェックインを利用できる。そうすれば、空港のチェックイン カウンターの列に並ぶことなく、座席を選ぶことができる。また余裕を持って搭乗手続きできるよう、チェックインカウンターには出発時刻の 90 分前までにご搭乗ゲートには出発時刻の 45 分前までに必ず向かうようにする。エコノミークラスの場合は出発時刻の 60 分前までに最終チェックインの手続きを済ませなければならない。陸路で出国する場合、は出国税としてDh20かかる。

アブダビ国際空港には、アラブ首長国連邦の国営航空会社であるエティハド航空(Etihad Airways)専用のターミナル3と、その他
約40もの航空会社が行き来するターミナル1、2がある。日本からのフライトもエティハド航空専用ターミナル3に到着する。エティハド
航空からエティハド航空への乗り継ぎであれば、その多くがターミナル3内の移動だけで済むのでとてもスムーズである。但し
一部の目的地、また当日の運行状況によってはエティハド航空同士の乗り継ぎであっても、ターミナル1、2から出発する場合も
あるので注意しよう。その際、ターミナル3と1は隣接しているが、ターミナル2は約2km離れている為15-20分間隔で運行している
シャトルバスで移動すると便利だ。なおアブダビからアラブ首長国連邦国内、ドバイ、アルアインへの乗り継ぎは航空機ではなく、
バス(エティハド・エクスプレス)を利用する。

アブダビ空港ターミナル1では、旅行者に献身的な各種サービスを受けることができる。出発・到着ホール共にレストラン街にはファストフードはもちろんのこと、様々な料理のレストランがあり、英国風のカフェバーやパブなどが揃っている。24 時間医療センター、銀行、ATM、両替、郵便局など日常生活に基づいた便利なサービスからこの国独特のモスクも利用できる。

もちろん空港には仮眠や宿泊に利用できる最高級の ５ツ星の空港ホテルも併設されている。さらに、子ども連れの旅行者には専用のファミリー・チェックインというサービスがあり、子供用に色とりどりのカラフルな搭乗券とステッカーを用意してくれたり、同伴者のいない未成年の子ども向けのラウンジやベビーカーの貸し出しも利用者のニーズに応じて柔軟に対応してくれる。また空港内はバリアフリーの施設が整っており車椅子での利用が可能で、特別なチェックインゲートやエレベーター、スロープ、障害者用のトイレが各ターミナルに設置されている。

アブダビ空港の第1ターミナル、Airport Hotel loungeについて 空港にはターミナル1からターミナル3と3つのターミナルがあり、ターミナル３はエティハド航空専用で新しくラウンジもピカピカ。広さで言えばドバイのエミレーツに劣るがサービスは悪くない。 入口 チェックインカウンターを通過してイミグレーションを超えると真正面にラウンジは準備されており、入口から落ち着いた中にも、勢いを感じるラウンジとなっている。入口はファーストクラス・ビジネスクラスともに同じ所から利用する。ラウンジにはスパも設置されており、事前に予約しておくとよい。なおアブダビの空港ラウンジは利用が4時間以内とされている。

世界で一番豪華で華麗な空港と称されるアブダビ国際空港。2009年にはターミナル３に中近東地域初の進出を果たした免税店には、どこの国の免税店にも売られているような化粧品、香水、酒やお菓子だけでなく、世界中から厳選したトップクラスのブランドが軒を連らねている。約800坪といわれる広いスペースにはファッション、ビューティ、アクセサリー等充実したラインナップのブランドが勢ぞろいしており旅行者を飽きさせない。事前に好みのブランドショップをチェックしておくと、効率的にショップ巡りを堪能できるだろう。

慢性的な交通渋滞によって空港到着までにかなり時間がかかる都市アブダビ。目的地はドバイであるが、ドバイ国際空港ではなく、アブダビ国際空港を利用する人が増えている現状はこのような背景からである。

かつてアブダビへはドバイ空港到着後、車やバスで約1～1.5時間ほどかけての移動が主流であったが、2010年春にアブダビを本拠地とするエティハド航空の成田・中部からのフライト就航により、日本からアブダビへのアクセスがぐんと楽になった。この空港は、空港へは、タクシー・市バス・シャトルバスを利用することができる。

市バスが運行する公共バスサービス、タクシーなどは空港ターミナルで乗車、手配可能である。エアポートバスは約30分ごとに24時間運行されており、深夜便の到着でも利用できるメリットがある。901番のバスに乗車すればアブダビ市内中心部に楽に移動できる。このバスは30～45分間隔で定期的に発車している。

特筆すべきはこのシャトルバスの車体である。メルセデスベンツ社製で、飛行機内で味わうようなサービスと同じ心地よさ快適さを目指し高級感漂う仕様に設計されている。ラグジュアリー感溢れる車内、人間科学工学に基づいてデザインされた座り心地のよい座席シートには、なんと温度調節機能までついている。個人で楽しめるDVDプレーヤーはもちろん、2台の14インチモニターを兼ね備えた高級シャトルバスで、快適な旅を楽しむことができる。ちなみにドバイ、アルアインへは渋滞を避けたルートを通るシャトルバスが運行されており、およそ60分で運行されている。