広州白雲国際空港は、中華人民共和国・広東省広州市に位置する国際空港で、北京首都国際空港、上海浦東国際空港に並ぶ、中国3大空港の1つである。
中国民用航空総局(CAAC)の中南管理局が置かれ、中国南方航空と中国国際航空、深圳航空が同空港をハブ空港としている。
また2009年2月からは航空貨物大手のフェデックスがアジア地区のハブ機能をフィリピンのスービック・ベイ国際空港から移転させている。
総面積は現在1500万平方メートル。運営は広州白雲国際空港地勤服務有限公司が行っている。

国際線制限区域内に中国工商銀行があり現金のみ両替できるが、両替手数料が高い。また、23時頃には全ての銀行窓口が閉鎖されるため両替ができない。制限区域外では、国際線到着エリアのHSBCとシティバンクのATMはVISAとMaster、中央出発ロビー3F南東の中国農業銀行のATMはCirrus対応カードが24時間利用できる。

空港内にはホテル予約カウンターがあり、広州市内に限らず、深圳、珠海などのホテルも予約できる。空港に近接するホテルは、空港内にある南航明珠大酒店（実勢価格470元程度）、空港から10分ほどのところにある凱旋世紀空港酒店（実勢価格298元程度）などがあり、いずれも空港への送迎サービスを行っている。

日本人の場合、15日以内の滞在であればビザは不要。イミグレーションでは。入国カードに必要事項を記入し、パスポートとともに提示する。パスポートに入国のスタンプが押されて返却され、入国カードは係官によって回収される。出国カード(DEPARTURE CARD）は入国時に返却されるで大切に保管すること。

チェックインカウンターで航空券、パスポートを提示して搭乗券を受け取る。出国審査へと進み、係官にパスポートと出国カード、搭乗券を提示する。パスポートに出国のスタンプが押印される。 外国籍の方は引き続き出国カードの提出が必要。出入国カ－ドは、空港にて用意されている。

国内線・国際線の乗り継ぎ

ご到着後、中国国内線へ乗り継ぎの場合は、到着ロビー（1階）から出発ロビー（3階）へ移動し、航空会社によって指定されたカウンターへ進む。また最低乗り継ぎ所要時間は、２時間みておいたほうが良い。広州空港での国内線搭乗手続きは、出発時刻の45分前で締切りとなる。

【中国南方航空（CZ）】
国際線 » 国内線：1時間30分～2時間
国際線 » 国際線：1時間～2時間30分

2016年１月現在
注意：時間帯・便名により異なりますのであくまでも参考値とお考え下さい。詳しくは、当社コールンセンターもしくは、航空会社にお尋ね下さい。

歴史旧跡も少なからず市内に点在し、見ごたえのある観光地が多い。また、子供が楽しく遊べるテーマパークも街の周辺に数多く作られている。緑豊かな公園が街の中心に開かれているのも広州の特徴と言える。越秀公園は広州駅の南東側にある越秀山を中心とする公園で、東秀、南秀、北秀の３つの人造湖と７つの丘がある。広州博物館（鎮海楼）、広州美術館、五羊仙庭、明代城壁など30カ所以上の観光ポイントが点在している。

広州市花都区新華鎮と白雲区人和鎮の境界に位置し、中心部から28キロの距離にある。高速道路（広州機場高速公路）も通じており交通は比較的便利である。ただし中国のここ数年の爆発的な交通量の増加に伴い、渋滞に巻き込まれることも多くなっており、特に空港に向かう場合には注意が必要となる。広州アジア大会の開催に合わせ、広州地下鉄3号線・機場南駅が開業した。

国際空港内の銀行、市内の大手銀行、ホテル、大きなショッピングセンターなどで両替できる。 ホテル内での両替が便利だが、宿泊以外のホテルでの両替は断られることがあるので、両替時に「外貨兌換証明書」（両替証明書）を渡されるが、これは再両替の際に必要になるので、大切に保管しておくと便利。人民元は出国時の空港でのみ外貨に再両替できる。