仁川国際空港(インチョンこくさいくうこう)は、大韓民国仁川広域市中区にある国際空港である。永宗島と龍遊島の間にあった干潟を埋め立てて建設され、2001年3月29日に開港して以来、ソウルの空の玄関口となっている。実際にはソウル市外に存在する本空港だが、ソウルへの国際線空港としての役割を果たしていることから、ソウルと案内されることが多いのである。大韓航空とアシアナ航空が本空港をハブ空港として利用している。
イギリスの建築家、テリー・ファレルによって設計されたターミナルは大型船舶の帆をイメージしており、滑らかで美しい曲線が描かれている。世界最先端を誇る充実した機能的な施設をもち、何度も世界のベスト空港に選ばれている。2015年4月には国際空港評議会(ACI)が主催する世界空港サービス評価で、「地域別(アジア太平洋)」と「規模別(年間旅客4,000万人以上の大型空港)」の2部門で10年連続1位を獲得し、名実ともに世界のベスト空港となった。
日本との間には、成田国際空港・関西国際空港・中部国際空港など主要空港はもちろん、日本中の地方空港との間にも国際線が就航している。国内線は釜山・済州・大邱との間に就航しているため乗り継いでいくことが可能である。