国内旅行の空の玄関といえば、台北の松山機場(飛行場)。台北市内にありビジネス街から車で10分程度という便利な立地に加え、1日のフライト数は150を越えるという、ほとんど列車か長距離バス並のスケジュール。まさに列車感覚で、気軽に利用できる国内空港である。 松山機場の前身は、日本の空軍基地。戦後は国際空港としても使用され、ここから東京、香港、バンコク、そして中国大陸の福建省や、上海へ国際便が飛んでいたそう。1979年に桃園市に台湾桃園國際機場(旧名:中正國際機場)がオープンすると、国際線はそちらに移管され、松山機場は国内便専用の飛行場として使われるようになった。2010年10月に羽田空港の松山線が就航開始により、段階的にターミナルの改修工事が行われ、2011年3月29日に国内線が第2ターミナルに移転、第1ターミナルが国際線専用になった。