カンタス航空は、オーストラリア及び南半球最大手の航空会社であり、そして国を代表するフラッグ・キャリアでもある。
オーストラリアでは最古の航空会社、設立日は1920年で世界でもKLMオランダ航空、アビアンカ航空に次いで3番目に古い航空会社でもあり、英語圏では最も古い航空会社である。
カンタス航空の名称の由来は、オーストラリアの各州の地名にちなんでその部分の頭文字を取っている。設立当時は「Queensland and Northern Territory Aerial Services」という社名であったが、すぐにそれぞれの頭文字を取って「Qantas」と呼ばれるようになった。
オーストラリアは地理的に世界中から遠く離れている為、飛行時間の長い路線が多く、カンタス航空では昔から伝統的に客室乗務員に体力のある男性を多く採用している。世界で初めてビジネスクラスを導入の他、長距離用機材関連でボーイング社との結びつきも強いが、最近はエアバス機の導入も進んでいる。世界で最も長い距離を運航する航空会社である。