スリランカ航空(SriLankan Airlines)は1979年に、スリランカのナショナルフラッグキャリアとして設立された。日本への就航が開始された頃はエアランカ(Air Lanka)という名称で、スリランカの首都コロンボからタイのバンコクへの定期便就航からスタートした。設立当初の名称であったため、名称の変わった今でもエアランカとの呼び名で親しむ人も多い航空会社である。スリランカ政府が航空政策の強化を目的に設立した航空会社であり、ハブ空港であるコロンボを中心に、インド、東南アジア(タイ、マレーシア、シンガポール等)の近距離路線だけでなく、ヨーロッパ(フランス、ドイツ、イタリア等)、中近東(ヨルダン、アラブ首長国連邦)への長距離路線ネットワークも広がっている。設立当初は日本航空(JAL)と同じく国営航空だったが、1998年よりアラブ首長国連邦のフラッグキャリアであるエミレーツ航空がエアランカへの出資をしており、民間航空へと変わった。現在、日本からは成田空港発着で首都コロンボへの就航のみである。なお、スリランカ航空は2014年5月からワンワールドへ加盟している。