空港コードとは、すべての空港につけられている、アルファベットからなるコードである。定める機関により、アルファベット3文字または4文字からなるものがあり、アルファベット3文字からなるものを3レターコード、4文字からなるものを4レターコードという。 通常、旅行業界で用いられるのは3レターコードである。3レターコードは国際航空運送協会(IATA)によって定められている。世界に1万以上ある空港すべてにコードが割り振られているが、ヨーロッパでは航空路線の代替交通機関として、高速列車が航空会社のコードシェア(共同運航)を行う場合があるため、ベルギーのブリュッセル南駅(=ZYR)やドイツのケルン中央駅(=QKL)など、鉄道駅にも空港コードが振られている場合がある。また、フランスのストラスール(XER)など、バスターミナルに空港コードがつけられている場合もある。 4レターコードは、国際民間航空機関(ICAO)の割り当て規則に従って国が定めるコードである。こちらは、世界の空港、飛行場、管制機関等につけられ、主に航空管制などの運行系で用いられている。