フランス語では、コンシエルジュは本来「集合住宅(アパルトマン)の管理人」という程度の意しか持たない単語である。 近年はホテルに限らず、ステーションコンシェルジュなど、種々の施設で同様の役割を担う人をコンシエルジュと呼ぶような使い方や、サービス体系として『コンシェルジュ・サービス』という呼び方もされている。そこから解釈を広げ、ホテルの宿泊客のあらゆる要望、案内に対応する「総合世話係」というような職務を担う人の職名として使われている。宿泊客のあらゆる要望に応える事をそのモットーとしていることもあり、「(宿泊客の要望に対して)決してNOとは言わない」と言われている。