2001年9月11日の米国同時多発テロがあり、航空会社が保険会社へ掛けている保険料が、リスク増大のため大幅な値上がりとなった。その超過分を、搭乗者である利用者に一部を転嫁した料金が「航空保険特別料金」である。国土交通省航空局によって認可されている。 航空保険特別料金は英語名では(Insurance Surcharge)と呼ばれている。また、日本語名では「航空保険追加料金」「航空保険超過負担料」「航空保険料」などとも呼ばれている。混同しがちな「燃油サーチャージ(Fuel Surcharge)」とは全く別の特別料金である。 また、「航空保険特別料金」は「保険」と名称に入っているが個人での任意加入の「海外旅行保険」とは違う。つまり、旅行中の万が一の事故などをカバーする「海外旅行保険」のような役目をしないので注意が必要である。 「航空保険特別料金」を徴収する航空会社の航空券購入の際には、航空券代とは別に必ず支払わなければならない。そして、超過徴収代金は各航空会社が独自の料金を定めているため、徴収料金は各航空会社一律ではないのもポイントである。