経由便とは、飛行機で目的地へ向かう途中、どこか別の地点に立ち寄り、別の飛行機に乗り換えたり、待機して同じ飛行機で目的地に向かったりするが、便名が変わらないものを言う。乗継便とは異なり、乗り換え地点で途中降機することはできない。
通常1区間のフライトにつき1便名がつけられているが、経由便の場合、1便名の中に2区間のフライトが繋がっている。直行便と思っていても実際は経由便だったということもあるので注意したい。
例えば、関西空港から中国東方航空で北京に行く際、途中青島を経由して北京に入るMU526がある。便名としてはMU526と1便名だが、実際は青島を一旦経由している。待機時間は約1時間と比較的に短いが機内での待機やトランジットエリアでの待機がある。便名だけでは把握できずe-チケットにも詳細が反映しないことが多いので、購入の際、便の詳細は注意して聞いておこう。他にもキャセイパシフィックの日本-台北経由ー香港、中国国際航空の福岡-大連経由-北京、ユナイテッド航空の関西-サンフランシスコ経由-シカゴ、デルタ航空の関西-シアトル経由-ニューヨーク、アエロフロートロシア航空の成田-モスクワ経由-ロンドンなどたくさん存在する。