路線別商品概況(レビュー)
路線別の2024年4月現在の概況です。各方面お買い得な時期や今後の傾向などの情報が満載です。
<仕入・マーケティンググループ課長 登山幸典>
1.日本国内旅行事情
円高により海外から多くのインバウンド観光客が日本へ渡航しています。その影響で特に東京、大阪など首都圏のホテルの宿泊代金が高騰しております。
航空運賃は、引き続き早割系PEX運賃がお得です。ピークシーズンの時期は特に早めの予約をオススメします。
2.北アジア:韓国・台湾・中国
韓国線は、多くの韓国人観光客が日本へ渡航していることもあり、未だに増便により供給座席数が増えています。日本から韓国への航空券の価格も他デスティネーションに較べ値ごろ感があるため予約数は増加傾向です。
特にLCCのチェジュ航空、ジンエアー、イースター航空を利用した航空券が安価でオススメです。
台湾線は、韓国同様、台湾から多くの観光客が日本へ渡航しており、フライト数も増便しています。特にエバー航空が安価でご予約数は多いです。
中国線は、いまだ観光ビザが必要な為、日本からの渡航者は増加傾向がみえません。フライト数の復興も他の国に比べて遅れています。今しばらく時間がかかるでしょう。
3.東南アジア:その他アジア(バンコク、シンガポール、ホーチミンなど)
東南アジアの各路線は、ほぼ2019年頃のフライト数に戻りつつあります。現状はタイ国際航空のバンコク行き、べトジェットエアのハノイ、ホーチミン行き、香港航空の香港行き、香港乗り継ぎのバンコク行きなどが安価で人気です。アジア全体で見た場合、特に韓国/台湾/タイ/ベトナムなどへ多くの日本人が渡航をしています。ピークシーズンは早めのご予約がお得です。
4.北米・ハワイ
北米線は、2019年と比較すると徐々にフライト数は増えていますが、航空券価格も割高で需要が停滞しており、日本路線の更なる増便の予定はありません。
東京発~ロサンゼルス行きの一部の路線においてユナイテッド航空とデルタ航空の価格競争が激化しており、値ごろ感がある航空券の購入が可能になります。
ハワイ線は、羽田発~ホノルル行きでハワイアン航空、デルタ航空の価格競争が激化しており、日本航空、全日空についてもキャンペーン価格で対抗している状況です。
5.ヨーロッパ
ヨーロッパ線は、フライト数は増えてきましたが、2019年と比較して7~8割程度といった状況です。ヨーロッパ系の航空会社の価格が高騰しており、燃油サーチャージが安価な中国国際航空、中国東方航空の中国経由ヨーロッパ行きや、ヨーロッパ系の航空会社より値ごろ感があるエミレーツ航空、カタール航空、エディハド航空の中東経由ヨーロッパ行きのご予約が多くなっております。