アリススプリングスの南西約340km にあるエアーズロックは周囲9.4㎞、海抜867km、地上からの高さは348mの世界最大級の1枚岩。ノーザンテリトリー、ウルル-カタ・ジュダ国立公園内に存在する。「世界の中心」という意味合いで「大地のヘソ」、若しくは、「地球のヘソ」と呼ばれることもある。ウルルとはもともとはアボリジニによる呼称で、1980年代から正式名称として使われ始めた。ちなみにエアーズ・ロックの名前の由来は、発見当時の南オーストラリア事務局長ヘンリー・エアーズ氏の名前からとられている。ウルルはアボリジニの聖地でもある。岩面に描かれたアボリジニの絵は、このあたりに住むアナング族の伝説を表している。また時間によって7色に変化するという岩肌はまさに圧巻。赤土の大地に存在する奇岩とアボリジニの尊い文化。その価値ある自然と文化は世界遺産に登録されている。