ベラルーシ旅行｜ena(イーナ)の海外旅行ガイド

ベラルーシについて

正称ベラルーシ共和国は、東ヨーロッパに位置する共和制国家である。かつては白ロシアと呼ばれていた。
首都はミンスクで、そのほかにゴメリ、ビテプスク、モギリョフ、ボブルイスク、グロドノ、ブレストなどの都市がある。
国土は平坦な低地と小高い丘陵地帯で構成され、森林面積が国土の3分の1を占め、南部一帯にはピンスク沼沢地が広がっている。

ベラルーシ旅行の人気エリア

ミンスク旅行

「バリャーグ（ノルウェー）からギリシアへの道」と言われる南北の商業ルート上の重要な交易都市。

ベラルーシの基本情報

正式名称: ベラルーシ共和国（Republic of Belarus）
首都: ミンスク
通貨: ベラルーシ・ルーブル（BYR）
人口: 約968万人（2008年）
言語: 公用語はベラルーシ語（東スラヴ諸語の一つでロシア語に近い）、ロシア語
宗教: ロシア正教が最も優勢、その他、カトリック、無宗教
民族: ベラルーシ人（81.2％）、ロシア人（11.4％），ポーランド人（3.9％），ウクライナ人（2.4％）

面積: 20万7,600平方キロメートル（日本の約半分）
位置: ベラルーシは東ヨーロッパに位置し、東にロシア、南にウクライナ、西にポーランド、北西にリトアニア、ラトビアと国境を接している。北緯は53度56分、東経は27度38分である。また、ベラルーシには1万を超える多くの湖があり、それを突き通すように、北部を通るダウガバ川、西部を通るネマン川、東部を通るドニエプル川とその支流であるプリピャチ川、ベレジナ川、ソジ川などの主要河川がある。また、ベラルーシは内陸国で、国土の大部分が低地であり、最高点のジェルジンスカヤ丘陵でも海抜345メートルである。
気候: ベラルーシの気候は、おおむね温暖で湿度が高いが、東部は冷涼で、大陸性気候の特徴が見られる。しかし、北部と西部は大西洋からの西風の影響を受けて湿潤大陸性気候で、冬の寒さもそれほど厳しくない。1月の平均気温はマイナス4度からマイナス8度で、年間の半分以上の間、地表は霜に覆われている。7月の気温は約19度で、6月と8月は雨が多く、12月から4月にかけて積雪がある｡
時差: 日本との時差はマイナス7時間

ベラルーシの旅行情報

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ベラルーシの空の玄関口

ベラルーシの空の玄関口はミンスク第2空港である。ベラルーシの首都ミンスクにあり、ミンスク市中心部から北東に約40キロメートル離れた場所になる。北緯53度52分56秒東経28度01分50秒に位置している国際空港である。ミンスクには他にミンスク第1空港があるが、短距離便と一部の国際線のみ就航している為、長距離便と多くの国際線はミンスク第2空港を利用している。空港からの交通手段は電車、バス、タクシーがある。

ベラルーシの世界遺産

シュトルーヴェの測地弧
ドイツ出身のロシアの天文学者、フリードリヒ・ゲオルク・ヴィルヘルム・フォン・シュトルーヴェが中心となって、1816年から1855年に掛けてノルウェーと黒海の間、10ヵ国の2820キロメートル内に設けられた三角点群である。

ネスヴィジ城
ベラルーシのネスヴィジにあるラジヴィウ家の居城として建てられた城郭建築である。2005年にユネスコの世界遺産に登録された。

ビャウォヴィエジャの森
ビャウォヴィエジャの森は、ポーランドとベラルーシの国境にまたがる原生林であり、ベロヴェーシの森とも呼ばれている。ヨーロッパに残された最後の原生林と言われ、貴重なヨーロッパバイソンの棲息地としても知られている。また、ベラルーシの国立公園とともに、世界に7つ、ヨーロッパに3つある、国境をまたいだ世界自然・文化遺産の一つを形成している。

ベラルーシのグルメ

ベラルーシの料理はロシアやポーランドなど隣接国に影響を受けている。よく食べられている食材は、じゃがいも、キャベツ、豚肉、淡水魚、ライ麦パンである。特にじゃがいもは、第二のパンといわれている。また豊かな森で採れたキノコやベリー類が料理に使われることも多い。豚肉をサワークリームで煮て、パンケーキを添えたマチャンカや、生の豚肉から作るソーセージ、サワークリームを添えたじゃがいものパンケーキのドラニキという料理や、サワークリームを添えて供される赤いビーツのスープのボルシチという料理が有名である。ハーブのディルやパセリやにんにくなどを味のアクセントとして使用することが多い。

ベラルーシの歴史

ベラルーシは20世紀に入ってからが国家として成立した国である。しかし19世紀末には民族自決をもとめる運動がすでに高まっていた。ベラルーシはロシア帝国崩壊後の1918年3月に民主共和国を宣言したが、まもなくボリシェビキによって解体され、1919年1月には、ボリシェビキによってベロルシア・ソビエト社会主義共和国の成立が宣言されてしまった。 1920年には、ポーランドが旧領土を回復するためベラルーシに侵入し、ソビエト・ポーランド戦争が起こり、ソビエト軍はワルシャワでポーランド軍に大敗した。ポーランドは21年にリガ条約に調印してベラルーシの西部地域を獲得し、残りの国土は、22年にソビエト連邦の構成国になった。