「赤毛のアン」の島として日本人に知られている、カナダ・プリンスエドワード島の州都。島内の半分以上の人々がこのシャーロットタウン都市圏に住んでいる。町の名前はイギリスがフランスに代わって覇権を握った1763年に国王ジョージ3世の妃シャーロットにちなんで名付けられた。1864年、イギリス系の植民地から代表者が集まり、カナダ連邦を作ろうと会議が開かれた場所でもあり「カナダ連邦発祥の地」としても知られる。夏には当時の服装で建国の父に扮した人たちが町を歩いていることも。古く壮大なカトリック系の教会がいくつもあり、歴史ある美しい建物も多く、趣のある町。
シャーロットタウンの街では「赤毛のアン」のミュージカルなども開かれて、数多くのファンを魅了し続けている。プリンスエドワード島独自のグルメも人気を集めており、地元の素材を生かした特徴的な料理やロブスターなどの新鮮な魚介類も楽しむことができる。島全体には常にのんびりとムードが漂っており、小説の中のような美しい景色と海岸線の荒々しい景色が広がっている。島に住む人々との触れ合いも楽しみながら、「赤毛のアン」の世界を堪能できる。