大連は遼東半島の最南端に位置し、三方を海に囲まれている北方最大の港湾都市である。また、海を隔てて山東半島を臨む。
整備された空港、各都市を結ぶ電車網、市内バスの交通機関が進んでおり、東京からの飛行時間は約3時間、大阪からは約2時間30分となっている。そして、大連周水子国際空港から市内までは、タクシーで約25分と日本から身近で観光やビジネスが盛んである。
「北方の真珠」、「北方の香港」と呼ばれる大連は、中国東北部では最大の港湾・商業都市で貿易、工業、観光都市として発展している。
1898年に帝政ロシアの租借地として7年間、日露戦争後の1905年、ポーツマス条約により日本に租借権が譲渡され、その後1945年まで続いた。
ロシアと日本のクラシックな文化が入り混じる一方、近代的な高層ビルが建ち並ぶ光景は言い尽くしがたい魅力的な都市である。