フィジーの空の玄関口
フィジーの空の玄関口はビチレブ島にあるナンディ国際空港である。日本からの直行便は無く、第3国で乗り継いで行くことになる。大韓航空を利用してソウルで乗り継ぐ方法、ニューギニア航空を利用してポートモレスビーで乗り継ぐ方法、エアカランを利用してヌメアで乗り継ぐ方法がある。
大韓航空の出発便は、火・木・日曜日、帰国便は月・水・金曜日。ニューギニア航空は、出発便、帰国便ともに土曜日。エアカランは、当日乗り継ぎ可能な出発便は日曜日、帰国便は土曜日。当日乗り継ぎ不可の便は、出発便、帰国便ともに水曜日である。
ビチレブ島からは、フェリーや国内線小型機が島と離島を結んでいる。また、バス網も大きな島では発達しているが、観光客は一般的にはタクシーやレンタカーを利用する。タクシーを利用の場合、空港や主要ホテルなどからは公定の料金があるが、通常は交渉制でメーターはない。レンタカーは多数の会社がある。
フィジーの歴史
現在のフィジーに、約8000年前、パプア人(メラネシア系)が、その後トンガ人が移り住んだとされている。1643年、オランダの探検家タスマン、1874年にイギリスのキャプテン・クックが上陸した。これをきっかけにキリスト教が伝えられた。
1874年、イギリスの植民地になる。イギリスはインド人労働者を大勢、砂糖のプランテーションのために移民させる。移民の多くは定住して、劇的にフィジー社会を変化させる。1970年、英連邦自治国として独立するが、1987年にクーデターが起こり英連邦を離脱。1997年に再び英連邦に加盟し、1998年、国名を現在の「フィジー諸島共和国」に変更した。
2006年に軍司令官によるクーデターがあり、2009年バイニマラマ軍司令官が暫定首相に就任。民生復帰の選挙は、2014年まで先送り とされており、現在は軍事政権である。