フォートローダーデール旅行｜ena(イーナ)の海外旅行ガイド

フォートローダーデールについて

フォートローダーデール（Fort Lauderdale）は、アメリカ合衆国フロリダ州南東部、マイアミの北約40kmに位置する保養都市。ブロワード郡の郡庁所在地であり、同郡の最大都市である。マイアミ、ウェストパームビーチと共に人口500万人を超える南フロリダ大都市圏を形成している。
運河が町を縦横に流れており「アメリカのベニス」と呼ばれ、運河の総延長は500kmにも及ぶ。しかし、本家イタリアのベニスとは異なり、運河沿いの建物や運河を行き交うヨットやクルーザーなどのほとんどはセレブリティ層の冬の別荘。
しかし海岸は親しみやすく大衆的で、治安もいいことなどから家族連れに人気が高い。日本ではあまり馴染みがないが、年間1,000万人以上の観光客が訪れる、アメリカでは名の知れたフロリダのビーチリゾートだ。

フォートローダーデールの基本情報

通貨: USドル
人口: 約16万5千人（2004年）
言語: 英語
民族: 白人約65%、アフリカン・アメリカン約29%他、アジア系、先住民など

面積: 93.3km2
位置: 北緯26度8分　西経80度8分
気候: 熱帯モンスーン気候。暑く雨の多い夏と温暖な冬
時差: マイナス14時間（日本よりも14時間遅れている）サマータイム期間は－13時間（日本よりも13時間遅れている）

フォートローダーデールの旅行情報

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フォートローダーデールのショッピング

日光浴、魚釣り、観光に加えて、フォートローダーデールにはワールドクラスな買い物のできる街。ラスオラス・ブルバード沿い、そしてリバーフロントセンター近くにはたくさんの高級ブティック、ギャラリー、お店が建ち並び、ウィンドウを眺めながらのそぞろ歩きも楽しい。もうすこし真剣に買い物をしたい人には、ダウンタウン近くのガレリアモールへ行こう。

4つのデパートの他、高級ブランドからカジュアルなお店まで数多くのショップがある。さらに究極の買い物体験はダウンタウンから西へ20 km行った所にあるソーグラスミルズモール。ここは世界初のアウトレットモールで、その規模もアメリカ最大級でとにかく広い。洋服だけでなく、電化製品や日用雑貨、本屋までもあるので、１日あってもまわりきれないほどだ。

フォートローダーデールの歴史

18世紀、先住民族のセミノール族が最初にこの地域に住みついた。1838年、第2次セミノール戦争の最中にテネシー・ボランティアーズ開拓者集団を率いていたウィリアム・ローダーデール少佐がこの地に踏み入り、ニューリバー砦を建設。

1893年、オハイオ州出身の若者フランク・ストラナハンは町役場・通商交易所・郵便局・銀行を兼ねる家をニューリバー砦の近くに建てた。1911年に正式に町となり、柑橘類農業や酪農を主産業として成長していった。その後、1960年に公開された10代向けの映画Where the Boys Areの舞台となったことで、若者たちの春休みのメッカとなり、フォートローダーデールは観光・保養都市としても発展し始めた。

その一方、未成年者による飲酒や違法行為などが増え治安も悪化したが、事態を重く見た警察が取り締まりを強化し、同時にクルーズ船やマリンスポーツなどの観光資源が多様化して治安も回復した。

フォートローダーデール・インターナショナル・ボート・ショー

運河に囲まれた街、フォートローダーデールは、''Yachting Capital of the World'' とまで言われるほど、世界のボート産業の中心都市。街には100を超えるマリーナ、ボート・ヤードがあり、住民にはボート産業従事者も多い。

そんなフォートローダーデールでは、毎年10月下旬にフォートローダーデール・インターナショナル・ボート・ショーというボート・ショーが開催される。その規模は世界最大と言われ、出展会社は世界27カ国から、展示される船の数は約1,000艇というからその規模の大きさがうかがえる。ボートそのものの他にもボートに関するあらゆるビジネスが出展しており、アメリカ、ヨーロッパのボート産業の需要を感じさせる。滞在とショーが重なったら、ぜひのぞきに行ってみよう。

ジャングルクイーン号

運河をさかのぼる観光船ジャングル・クイーン号は、開業以来65年以上にわたって営業を続け、これまでに延べ1400万人以上が乗船した人気の観光クルーズ。バヒーアマールから出航し、運河沿いにあるセレブリティたちの豪邸やボートを２階建ての白い客船から眺めるというツアーだ。

いくつもの跳ね橋をくぐりながら目にする邸宅の中には、20億円以上もするという大豪邸や、同じくらい値が張る豪華自家用クルーズ船。このクラスになると、ガソリンを満タンにするだけで500万円もかかるとか。羨ましさを通り越して呆然としてしまいそう。その後はインディアンビレッジを訪れてワニのレスリングや猿たちを見たあとバヒーアマールへと戻る。