ギリシャの観光スポット
エーゲ海の最も魅力的な島のひとつともい得るサントリーニ島。別名ティラ島(THIRA)といい、美しく、小さな島にもかかわらずアトラクションが豊富で、アトランティス伝説の島である。紀元前からの歴史と遺跡、火山活動が作り出した切り立った断崖に建つ白壁の家々とそこから見渡すエーゲ海に沈む夕日に、魅了される人は少なくない。断崖ばかりの西側とは打って変わって、島の東側には穏やかなビーチが広がり、温泉の沸く島・テイスティングのできるワイナリーがあるなど、観光でも楽しませてくれる。火山灰の崖の上に立つ島の中心街フィラでは、大聖堂前と裏の通りにジュエリーショップやブティック・アートグラス・陶器のギャラリーなどが集まり、モダンな壁掛けやハンドメイドのアクセサリーなどが購入できる。
ギリシャの世界遺産
ヨーロッパの南東に位置するギリシャは3,000もの島々から構成され、17件もの世界遺産を有する。アテネから気軽にアクセスできるアクノポリスでは、紀元前5世紀の古典文化黄金期にフィディアスをはじめとする芸術家たちの傑作が次々と誕生した。中でも名高いパルテノンはフィディアスとノクティノスにより古代ギリシア時代に建てられた、アテナ女神のための壮麗なドーリス式の神殿で、建築当初、石の彫刻には色彩が施されていたという。パルテノン神殿は、ギリシア古代建築を現代に伝えるもっとも重要な、ドーリア式建造物の最高峰とみなされ、装飾彫刻もギリシア美術の傑作である。高さ150メートルの丘の上にそびえるアクノポリスは、アテネのシンボルと言えるだろう。
ギリシャのグルメ
ギリシャの人々は底抜けに明るい。彼らの生活の基本は人生を楽しむこと。そして食べることにかけてはヨーロッパでも有数の情熱を持っている。手間隙かけた料理を大勢の仲間とお酒を交わしながら味わうのがギリシャ流で、伝統的なギリシャ料理には新鮮で上質な食材・程よいスパイスとハーブの香り・オリーブオイル・素材の持ち味を生かした料理法が欠かせない。飲食店にはタベルナ(ギリシャ料理専門店)・プシスタリア(肉の炭火焼専門店)・ウゼリア(アルコール類とつまみを置く店)などがあり、どの飲食店も深夜まで賑わっている。プラカ地区には民族舞踊のショー付きのタベルナが多く、食事客を夢中にさせている。また、コロナキ地区には高級レストランが多く、大人の雰囲気のバーやクラブも目立つ。ミクロリマノ地区はヨットハーバーがあり、シーフードレストランが軒を連ね海の幸が味わえる。
ギリシャの首都アテネ
アテネ(Athena)の名の由来は、知能と戦争の神「アテナ」をこの土地の守護神としたことに始まる。アテナをまつったパルテノン神殿をはじめとする多くの遺跡と、市の中心より放射状に伸びる道路網・ファッショナブルなショッピング街などに見られる現代のアテネは、2,500年の時間を越えて見事なハーモニーで溶け込んでいる。アーティスティックな人々が集まり、アテネで流行の最先端を行くコロナキ地区では、ドレスや毛皮、靴やバッグなど個性的なブティックが多く一流ブランドが軒を連ねる。また、歩くだけもわくわくするプラカ地区はアテネの旧市街で、19世紀に建てられた民家がそのまま土産店となっており、細い路地の半分以上は車の乗り入れを禁止しているため買い物や散歩にゆっくりとした時間を過ごすことができるだろう。