広州旅行｜ena(イーナ)の海外旅行ガイド

広州について

広東省の省都で、華南地区の中心的役割を果たす都市でもある。
工業・第三次産業が発達し、上海・北京に次ぐ中国第3位の都市となっている。
2009年12月26日には武漢市と広州市との間を、世界最速の時速350キロメートルで走る列車が開通した。
また広東料理の中心地でもある。
なお、2010年11月にはアジア競技大会が広州で開催される予定となっており、更なる開発が見込まれる。
別称は羊城、花城、穂城がある。

広州の基本情報

通貨: 人民元（CNY）
人口: 760万7220人
言語: 主に広東語
民族: 漢民族が多い

面積: 7434.4k㎡
位置: 香港やマカオの北側にあり、北緯23度のあたりにある。
気候: 亜熱帯の気候で年間を通じて温暖。年間の平均気温22.8度、平均湿度68％である。
時差: 日本との時差はマイナス1時間

広州の旅行情報

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広州の観光スポット

白雲山
広州の北にある山脈で、雨後に湧き立つ白雲の風景が古くから愛でられてきた。
豊かな自然のほか、九龍泉、滴水岩、雲台公園、能仁寺などの名所もある。

珠江夜景
珠江の夜景は宋の時代から人気が高い。
「花城明珠号」という船では食事をしながら、珠江のあでやかな夜景を堪能することができる。

越秀公園
越秀山などの山々と美しい湖からなり、広州のシンボルである五羊像と鎮海楼がある。

広州東駅広場の水景瀑布
広州東駅の緑化広場には大規模な人工の滝があり、近くにある中信広場（CITICプラザ）という超高層ビルとあわせて「新世紀の広州八景」として市民に愛されている。

陳氏書院（陳家祠）
広東省の陳姓の人々が出資して建てた祠。
その建築が三彫（石彫・木彫・煉瓦彫）、三塑（陶塑・石灰塑・彩塑）、一鋳（鉄）として有名。

広東のオリンピックセンター
第9回の国民体育大会のために建設された。非常に規模が大きく、8万人収容できる。
リボンのような形になっているのが特徴。

黄花崗七十二烈士墓
1911年の革命党蜂起で犠牲になった72名を祀る墓。
敷地内には八角亭などもある。

蓮花山風景区
蓮花山は105メートルの高さがあり、40の丘からなる。
蓮のような岩があることから蓮花山と呼ばれており、断崖絶壁や荒々しい奇岩を楽しめる。
また蓮花塔や蓮花城など歴史ある遺跡を見ることもできる。

広州のグルメ

中国四大料理の一つである広東料理の中心地。
広東省出身の華僑により、広東料理は中国料理の中では最も世界中に広まっている。
野菜や海鮮を中心として様々な素材を食材とし、燕の巣や蛇といった珍しいものも使われる。
素材の味を活かす調理法がとられているため、「食は広州にあり」と言われるほど豊かな料理となっている。
主なメニューはチャーハン、八宝菜、フカヒレの姿煮など。

また朝食や昼食・間食として飲茶も発達している。
飲茶とは基本的に点心を食べながらお茶を飲むことで、点心の主なメニューは下記のものがあげられる。
小龍包、エビ餃子、シュウマイ、チャーシュー入り饅頭、ワンタン、ダイコン餅、春巻き、焼き餃子、ちまき、お粥、エッグタルト、マンゴープリンなど

広州の歴史

秦の始皇帝が中国を統一して現在の広州に南海郡番禺県を設置したのが始まりである。秦帝国の崩壊後、漢人官僚・趙佗が南越国を樹立して自立したが、前漢の武帝によって滅ぼされた。
漢代には交州に属し、三国呉が広州を分置した。古代から中国の南海貿易の中心地として発展し、唐代半ばの741年には最初の市舶司が設置され、多数のイスラム教徒やユダヤ人が訪れた。外国人居留区である蕃坊もおかれた。
唐末の黄巣の乱に際して襲撃を受けて多大な打撃を受けたが復興し、五代十国時代には南漢王国の首都となった。海禁政策を取った明代でも広州は南海諸国の朝貢船入港地となり、清代半ばの1757年からは広州のみが対外開放されて欧米諸国と広東貿易が行われた。中華人民共和国成立後も香港に近い広州は中国の対外貿易港として機能し、深?・珠海を経済圏に収めるまで急速に発展を遂げた。

広州の文芸

・粤劇
広東オペラ。明代に生まれ、発展してきた。世界的にも人気がある。

・広州雑技
手品、曲乗り、綱渡りなどの多様な曲芸を行う。起源は春秋戦国時代にさかのぼる。サーカス団は広州サーカス団と戦士のサーカス団の2つがあり、中国国内や国際大会にて多数受賞している。

・広彩
広州織金彩陶磁。その精密なデザインと美しい色彩が人気。300年以上の歴史がある。

・広繍
広州の刺繍で2000年以上の歴史があり、海外でも人気。中国四大刺繍の一つ。