ハルビン(哈爾浜市、哈尓浜市)は中華人民共和国黒龍江省人民政府の所在地であり、黒龍江省の省都である。中国のはずれにあるが、歴史は比較的古く、12世紀に女真族が金を建国しその都となった(のちに都は今の北京へと遷った) 。
現在、ハルビンは黒龍江省の政治・経済の中心であり、市区人口は267万人、都市圏人口は475万人の大都市である。また、ロシアの影響を強く受けていて、ロシア風の建物も多い。現在でもこれらの欧風建築物が残っているため、ハルピンは東方のモスクワ、東方の小パリなどと呼ばれている。ハルビンはよく黒龍江省の形を翼を広げた白鳥に見立て、白鳥の首にかけられた真珠に例えられている。最低気温がマイナス30度にも達することから「氷城(氷の都)」とも称されている。
冬になれば、市内を流れる松花江を歩いて渡ることもできる。ロシアの香り漂うエキゾチックな町の冬の楽しみは氷祭りであり、世界で一番長いお祭りと言われ、毎年1月5日に正式開幕し、終わりは氷が溶けるまでとなる。