ハイデラバードは南インドのアーンドラ・プラデーシュ州の州都であり昔から商業の中心地として栄えてきた街です。インドでは6番目の人口規模の大都市になります。ヒンズー教が大多数を占めるインドでは珍しく、アラブ圏ではおなじみの黒いチャドルをまとった女性が歩き、市内のモスクからはコーランを朗読する声が響いています。
ハイデラバードは街の人口の約4割がイスラム教徒なのです。また、ヒンズー教、イスラム教、シク教、ジャイナ教、仏教とさまざまな宗教を信ずるひとたちが共存しています。公用語はテルグ語ですが、ヒンズー語、英語もある程度通じます。 イスラム教徒の人たちは、ウルドゥー語を話します。
また近年、ハイデラバードはIT企業の進出にともなって大々的な発展を遂げており、南インドのバンガロールに次ぐインド第二のIT都市としての顔も持っています。主な観光名所として、旧市街に立つ町のシンボル「チャール・ミーナール」や、山を覆い尽くすその大きさにに驚かされる砦「ゴールコンダ・フォート」などがあります。