リマの観光スポット
リマの旧市街は、1988年に世界遺産に登録された。アルマス広場とカテドラル(大聖堂)を中心に基盤の目状に通りが走る。ほとんどの建物が改築や再建されたもので、カテドラルは建設当時は藁葺屋根とレンガの造りだったが、19世紀初めに現在の17メートルの巨大な聖堂が生まれた。大統領府も完成後改築が続き、1938年ポーランドの建築家により現在のデザインになった。
デサンパラードス駅はコロニアル様式の建物で、実際はほとんど使われていない。 バロック様式の正面装飾が見事なサンフランシスコ教会、ネオバロック様式の外観とルネッサンス様式の内観が特徴のリマ市庁舎、ペルー最古の礼拝堂として知られるサント・ドミンゴ教会と世界遺産の街を歩いて巡れる。
リマ新市街には、ホテルやレストランが充実し、ミラフローレスにはカジノやディスコが建ち並び、リマの中心は旧市街から新市街へと移りつつある。
リマの歴史
1535年1月18日、スペインの征服者フランシスコ・ピサロは、リマの中心にアルマス広場とカテドラルを建設し、広場を中心に町を築いた。海岸線に面したリマは、スペインからの軍隊や物資調達にも最適な場所だった。
16世紀から17世紀にかけスペインによる南米植民地支配の拠点としてポトシ銀山からの銀を輸出する中継地点となり栄えていった。その後も19世紀初頭まで、スペインによる支配は続いたが、1821年サン・マルティン将軍のもと、独立派はスペイン党派を破り、ペルー共和国として独立した。
19世紀半ばからヨーロッパや中国から多くの移民がペルーに導入され、19世紀末には日本からも移民が導入された。
リマの博物館
黄金博物館
モンテリコ地区にある。リマの実業家であったミゲル・ムヒカ・ガーヨ氏が 収集した展示物が置かれている黄金博物館(Museo Migual Mujica Gallo Oro del Peru) 1階は武器の博物館になっており、甲冑などが展示されている。地下は 黄金博物館になっており、プレインカ、インカ時代の金、銀、銅、宝石入りの装飾品 などが展示されている。
天野博物館
リマが活躍した実業家である天野芳太郎が設立したアンデス文明に関する考古学博物館。 天野芳太郎が事業の傍らに調査研究したアンデス