マカオの正式名称は、中華人民共和国澳門特別行政区(ちゅうかじんみんきょうわこくマカオとくべつぎょうせいく)で、中華人民共和国の特別行政区の1つである。中国大陸の南岸にある珠江の最下流域に位置しており、中国広東省から陸続きのマカオ半島とタイバ島、コロアン島と両島の間を埋め立ててできたコタイと呼ばれる地域の4つのエリアで構成されている。
マカオはもともとポルトガルの植民地であったが、1999年12月20日に中国に返還されたが、現在でも植民地時代を思い起こさせる古い建築物が数多く存在している。また、返還後50年間はマカオが司法・立法・行政の自治権を持つこととなり、香港と同じように「一国二制度」 のもとで政治体制が成り立っている。
2005年にはマカオ22の歴史的建造物と8ヶ所の広場が世界文化遺産に登録され、歴史的・文化的遺産が多く残る場所として世界から注目されることになった。また、マカオは「東洋のラスベガス」と言われるほど、多くのカジノが運営されている。これらが観光客を惹きつけるマカオの大きな魅力となっている。