メキシコの首都メキシコシティへは、日本からアエロメヒコ利用で13時間で到着する。年々、メキシコを旅行する日本人が増え、ますます身近な国になってきたメキシコ。この国の魅力は、歴史、文化、自然が豊かで、バラエティに富んでいることである。それに加えて人々が明るく、陽気で、旅をする旅行者に対し非常に友好的であるのも人気のひとつだ。ラテンアメリカの民族として、メキシコ人は、あまり物事にあくせくせず、おおらかである。
中米の国々は一般に親日的であるが、メキシコはその中でも極めて対日感情が良い。両国間には経済的、領土的侵略という暗い影もなく、長い間続いた歴史的友好関係(日本が最初に平等条約を締結した国でもある。)が背景にあることは事実である。
日本人移民の人々が100年を超える長い年月にわたり、血と汗を流して築き上げた信頼関係と、両国間の橋渡しへの努力があったからこそ、こういった古くからの歴史的つながりが背後にあるのだろう。その形として、アカプルコ市-仙台市、グアダラハラ市-京都市、メキシコシティー-名古屋市、アカプルコ港-御宿港と、各種の姉妹都市関係が成立しているのである。