歴史に翻弄されたポーランドの首都ワルシャワ(Warszawa)は中央ヨーロッパの政治、経済、交通の要にあるグローバル都市である。
13世紀のワルシャワはマゾフシェ公爵領であったが、家系の断絶に伴い、マゾフシェ地方はポーランド王国に編入された。1596年にポーランド王宮廷は古都クラクフよりワルシャワに移転し、1611年にポーランドの首都となった。その頃から「北のパリ」と呼ばれたワルシャワは第2次世界大戦中、殆どの建築物が破壊されたがワルシャワ市民が出来る限り古い街並みを元通りに復活させたという逸話が残っており、中世のような綺麗な街並みに復元されている。
ワルシャワの有名人と言えばピアノの詩人と呼ばれたフレデリック・ショパン。郊外に生まれワルシャワで育ち、ポーランドを愛した作曲家である。世界最高のピアノコンクールの1つである「ショパン国際ピアノコンクール」は5年に1度ワルシャワで行われる。