武漢は中国の湖北省東部に位置する同省の省都。武漢三鎮といわれる武昌・漢陽・漢口が合併して市を構成している。華中地区における中心都市となっている。工商業都市としても同地区最大で、大幅な自主権をもつ副省級市に、経済的重要性から指定されている。武漢は、長江と漢水の合流地点にあり、交通の要衝として古くから栄えたため、幾度も戦場となった歴史を持つ。随一の観光スポットは江南三大名楼のひとつに数えられる「黄鶴楼」で、1700年以上の歴史を持ち、武漢市街や長江大橋を一望できる。
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武漢は中国の湖北省東部に位置する同省の省都。武漢三鎮といわれる武昌・漢陽・漢口が合併して市を構成している。華中地区における中心都市となっている。工商業都市としても同地区最大で、大幅な自主権をもつ副省級市に、経済的重要性から指定されている。武漢は、長江と漢水の合流地点にあり、交通の要衝として古くから栄えたため、幾度も戦場となった歴史を持つ。随一の観光スポットは江南三大名楼のひとつに数えられる「黄鶴楼」で、1700年以上の歴史を持ち、武漢市街や長江大橋を一望できる。
元(CNY)
約910万人(2009年)
中国語(北京語)
ほとんどが漢族。
黄陂区、東西湖区、蔡甸区、漢南区、江夏区、洪山区、江岸区、江漢区、キョウ口区、漢陽区、武昌区、青山区、新洲区
8,494.41平方キロメートル
北緯30度34分、東経114度16分、中国の中部に位置する湖北省の東部にある。
武漢は亜熱帯気候で四季がはっきりしている。国土の中央にあるため、酷暑酷寒であり、特に夏の暑さは有名で、気温は40度近くに達するうえにあまり風が吹かず、体感温度が非常に高くなる。旅行のベストシーズンは秋と春(9、10月と3、4月)といえる。
日本との時差はマイナス1時間
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武漢の空の玄関口は、1995年に開港した武漢天河国際空港である。黄陂区に位置し、市街地からは25km、所要時間はタクシーでおよそ30分である。現在、第2ターミナルまで供用されており、第3ターミナルの建設が予定されている。武漢へは、日本からは中国の他都市(北京、上海、広州など)を経由して行くのが一般的であるが、2010年2月、福岡空港との定期便の運航を、中国東方航空が開始した(上海浦東経由)。
・黄鶴楼
武昌区にある三国時代に建設された楼。江南三大名楼のひとつに数えられる。5層からなり、高さは51.4m。その美しい姿から、多くの詩人などによって楼を称えた作品が作られている。
・帰元禅寺
漢陽区にある市内で最も大きな禅寺である。清の順治年間に建てられた。大雄宝殿や蔵経閣、五百羅漢堂、念仏堂などが存在する。
・湖北省博物館
武昌区の東湖近くにある、中国中部で最大級を誇る博物館。土器や陶器などの湖北省で発見された展示品があり、この地域の歴史を知ることができる。
・漢陽の古琴亭
名琴師であった伯牙を思い起こさせ、古代音楽の高台とも呼ばれている。美しく修復されており、楼閣や、月湖のほとりの広い庭園内に野外音楽活動も頻繁に行われる高台も存在する。
・その他武漢の観光スポット
東湖、武漢動物園、漢口租界地区、亀山と蛇山、宝通禅寺、晴川楼など。
湖北省の料理は、鄂菜(がくさい)とも称される。鄂菜の特徴は濃厚な味付けでとろみが強くあり、素材はシンプルで、自然のままの味を生かしていることである。武漢料理は省内各地方の料理を基礎とし、他の主要都市が持つ料理の特色も兼ね合わせ、独自の特徴を持つようになった。彩りが豊富で、盛り付けにもこだわり、とろ火で煮込んだスープは特に独特の味わいで種類も豊富。
代表的な料理は清蒸武昌魚(武昌魚の蒸し料理)や吊子?湯(壷蒸しスープ)、排骨藕湯(蓮根と豚スペアリブのスープ)、東坡肉(豚の角煮)など。武漢には、鄂菜だけでなく四川や広東などの他地方の料理を出すレストランも多くあり、軽食品である点心や小吃の種類も豊富で、専門店が多くある。
武漢では、雑貨ショップが200軒以上も建ち並ぶ江漢路歩行街をはじめ、リーズナブルな価格でショッピングを楽しめるデパートやショッピングモールが、漢口商業地区や解放大道、武漢デパート、武漢ワールドトレードプラザ、武漢プラザなどにある。武漢のお土産の定番といえば、特産品であるターコイズのアクセサリーや木彫り船、精武家鴨首(精武というブランドの鴨の首、おつまみや携帯スナックにおすすめ)などである。