無錫旅行｜ena(イーナ)の海外旅行ガイド

無錫について

無錫は中国の江蘇省南部にある都市。水郷の町であり、琵琶湖の約3倍の大きさの太湖が南部に広がり、長江を北に、北京と杭州を結ぶ運河が市内に張り巡らされている。太湖で豊富に魚などの水産物が獲れることから、古くから「魚米の郷」と呼ばれる。また、経済で省の南部における重要都市となっている。無錫では、工業が改革開放以来急激な発展を遂げ、日本企業の進出がとりわけ多い。繊維産業も発達している。市民一人当たりのGDPが全国でも10位以内に入り、急激に成長している。

無錫の基本情報

通貨: 元（CNY）
人口: 戸籍人口約464万人(2008年)
言語: 中国語（北京語）
民族: ほとんどが漢族
行政区画: 無錫新区、錫山区、恵山区、濱湖区、崇安区、南長区、北塘区、江陰市、宜興市

面積: 4,787.61平方キロメートル
位置: 江蘇省の南部、北緯31度7分～32度2分、東経119度33分～120度38分の間に位置する。
気候: 無錫は温暖湿潤な亜熱帯季節風海洋性気候に属し、四季の区別がはっきりしている。一年を通して東南風が吹き、モンスーンや台風の影響を東シナ海に近いことから受ける。年平均気温は15.5度、年平均降水量は約1000ミリである。
時差: 日本との時差はマイナス1時間

無錫の旅行情報

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無錫の空の玄関口

無錫の空の玄関口は、2004年に開港した無錫空港である(それまで軍用空港であった)。市街地から約20km、無錫新区に位置する。中国の主要都市(北京、広州、深セン、香港、成都、昆明、重慶など)との定期便が運航されている。また、関西国際空港との直行便を深セン航空が2009年4月から就航し、日本からのアクセスが更に便利になった。所要時間は約3時間である。無錫空港からはバス、又はタクシーでの移動となる。バスは無錫駅と梁清路まで運行されており、運賃は5元で無錫駅までの所要時間は約45分である。

無錫の観光スポット

・錫恵公園
武錫市の西部に位置する錫山と恵山にまたがっている公園である。仏教寺院や楼閣が点在し、山からの市街の眺めは大変良い。公園内に天下第二泉がある。

・霊山大仏
無錫市の西部、馬山にある寺院で、高さ88mの大きな大仏がある。市街地からバスで約1時間ほどの距離がある。

・太湖
無錫市の南部に位置する、琵琶湖の約3倍の大きさの湖。中でも景色の良い鼈頭渚公園が最も有名な観光スポットとなっている。

・三国城・水滸城・唐城
CCTV(中国中央電視台)がテレビドラマの撮影のために建てたオープンセットである。時代劇の撮影などが行われ、当時の町並みが再現されている。

・その他無錫の観光スポット
大運河、蠡園、東林書院、銭鐘書故居、渤公島、南禅寺、榮氏梅園、鹿頂山など。

無錫のグルメ

江蘇省に発祥した江蘇料理は、四川料理、広東料理、山東料理に並ぶ中国四大料理のひとつに挙げられ、上海料理の原型となっている。その中でも無錫の料理は蘇錫料理（蘇錫菜）の無錫料理（錫菜）に分類される。特徴は、調味に酒糟を多く使用し、周囲の湖や河川で獲れる水産物の調理に優れ、味付けは比較的濃い目で甘いことである。

代表的な料理には、梁溪脆?(タウナギを揚げて甘く味付けしたもの)や、無錫排骨(スペアリブ)、油面筋(麩を揚げたもの)、小籠包、太湖の白魚料理などである。無錫では、公園路皇亭美食街や欧風街小吃街、崇安市場の夜店などのグルメ街でこれらの料理を楽しむことができる。

無錫のショッピング

無錫でもっとも有名な商店街は、都市の中心部にある崇安区の中山路である。この街には、ショッピングセンターや専門店、ファッション店などが多数ある。また、崇安区中山路と人民路に位置する崇安寺生活歩行街区は繁華街で、骨董区(真珠、宝石)やブランド・アパレル区、商業区などのショッピングを楽しめる商店街以外にも皇亭軽食区、民俗展示区、スポーツ文化の活動区、レジャー娯楽区などに分かれている。

また、市の南端に位置する古運河近くにある南禅寺の文化街では、美しい景色や軽食を楽しみながら、伝統的な手作りの手芸品を購入することができる。無錫には特産品や土産品が多くあり、スペアリブ、油面筋、恵山泥人形（阿福人形、阿喜人形）、陽山の水蜜桃、太湖の銀魚、宜興の茶器などが挙げられる。