煙台市は中華人民共和国山東省に位置する地級市である。山東半島東部に位置する港湾都市で、山東半島の北海岸を占め渤海湾に面し、東は威海に、南と西は青島にそれぞれ接する。
山東省最大の漁港であり、なおかつ最初期に対外経済開放された沿岸都市の一つで、産業都市としても急発展している。現在は環境のよさ、景観のよさ、投資環境のよさが中国でも指折りの都市と評価されている。
海岸線に沿って広がる砂浜や断崖は、観光地として全中国から人が集まり、夏は比較的涼しく、冬は暖かなので、リゾート地としても人気が高い。海岸路には「大一海水浴場」も造られている。
見どころは、市街地から西70kmの「蓬莱閣」。数多くの道観が建つ道教の聖地で、建築物はもちろん、眺望の素晴らしさも感動的だ。紺碧の大海原が広がり、運がよければ蜃気楼も見える。また、付近のビーチも海がきれいで「蓬莱閣」を眺めながら海水浴もできる。