イエローナイフは、カナダ、ノースウェスト準州の州都として、極北カナダ地方の政治・経済の中心的な役割を担っている。19世紀後半から、ゴールドラッシュで人々がグレートスレーブ湖畔に集まり始めたのがきっかけで栄えたが、1991年にイエローナイフ北方約300キロの場所でダイヤモンドの鉱脈が発見されて、今ではダイヤモンドラッシュに盛り上がる。地上約100~500キロに発生するオーロラが頻繁に観測される場所として世界的にも知られており、多数のオーロラファンや科学者、写真家を魅了し続ける。オーロラベルト地帯の真下に位置しているので、まさにイエローナイフの頭上に迫力あるオーロラが出現する。北極海からは約400キロも離れており、周辺には山脈が存在しないことから、晴天率が高いことでも有名である。日中には、犬ぞりやスノーモービル、スノーシューイングなど冬のアクティビティーを存分に楽しめる。観光名所としては、ノースウェスト準州議事堂、プリンスオブウェールズ博物館、オールドタウンなどが有名であり、時代によって変化し続ける今昔のイエローナイフを堪能できる。