ハンガリーの首都であり、最大の都市で産業・交通・文化活動の中心である。 街の中心をドナウ川が流れ、西側のブダ地区と東側のペスト地区はかつては別々の町であった。
ブダ地区は丘の上にブダ城(王宮)や要塞があり政治的・軍事的拠点なのに対し、ペスト地区は平野部に位置し経済的拠点であった。西暦89年ごろローマ帝国が現在のオーブダ地区の近くにアクインクムを建設したのがブダペストの起源とされる。その後ウラル山脈周辺よりマジャール人が移住してきてハンガリー王国が誕生した。
1873年にオーブダ・ブダ・ペストの3地区が合併しブダペストが誕生した。20世紀前半には都市圏を郊外にまで伸ばし、ハンガリー人民共和国、そしてハンガリー共和国の首都として現在に至る。