リュブリャナ旅行｜ena(イーナ)の海外旅行ガイド

リュブリャナについて

リュブリャナはスロベニア共和国の首都である。
11の特別市の1つにもなっている東欧有数の世界都市。スロベニア国土の中央で、アルプス山脈と地中海の中間に位置し、サヴァ川へとつながるリュブリャニツァ川の河口に位置する。
日本の地図でも第一次世界大戦以前の古い地図ではリュブリャナではなく、ドイツ語読みのライバッハで表示しているものもある。

リュブリャナの基本情報

通貨: ユーロ（EUR）
人口: 26.5万人
言語: スロベニア語
民族: スロベニア人

面積: 275.0平方キロメートル
位置: リュブリャナは西にイタリア、南と東にクロアチア、北東にハンガリー、北にオーストリアと接するスロベニアの国土の中央、アルプス山脈と地中海の中間に位置している。サヴァ川へとつながるリュブリャニツァ川の河口にある。北緯は46度3分、東経は14度30分である。ザグレブから140キロメートル、ヴェネツィアから250キロメートル、ウイーンから350キロメートル、ブダペストからは400キロメートルである。クラス地方とジュリアン・アルプスの間に位置し、リュブリャニツァ川の作り出す峡谷部にある。標高はおよそ300メートルである。
気候: 夏季は穏やかで過ごしやすいが、冬は降雪が続き、平均気温が0度以下となる事もある。春と秋には雨が多く、平均年間雨量は1350ミリとなる。
時差

リュブリャナの旅行情報

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リュブリャナの空の玄関口

リュブリャナの空の玄関口は、リュブリャナ空港である。リュブリャナ空港はスロベニア国営の航空会社・アドリア航空の本拠地で、リュブリャナの北方26キロメートルに位置している。北緯は46度13分25.27秒、東経は14度27分27.40秒である。また、交通に関しては、バスやタクシー、鉄道などがある。市内に位置するリュブリャナ駅はロヴェニアの鉄道路線の基点をなしている。ウィーン、グラーツ、マリボル、トリエステを結ぶ路線と、ミュンヘン、ザルツブルク、ザグレブを結ぶ路線、そしてジェノヴァ、ヴェネツィア、ブダペストを結ぶ路線がリュブリャナ駅で交差している。

リュブリャナの観光スポット

リュブリャナ城
リュブリャナ市街の象徴の1つがリュブリャナ城である。リュブリャナ城は1144年に建設され、旧市街を一望できる城である。支配者の変遷により領主が変わったが、1905年にリュブリャナ市に買収され以来、グラード呼ばれて市民に親しまれ、城内の礼拝堂は結婚式場として使われており、非常に人気がある。

トロモストウイエ
トロモストウイエとはリュブリャニツァ川に架かる三本の橋で、リュブリャナ市内で人気の観光スポットである。この三本橋は新市街と旧市街を結んでおり、1930年代に建設されたが、その後歩行者用に2本の橋が追加されて、現在の姿になった。

プレシェーレン広場
プレシェーレン広場は、リュブリャーナ城を中心に広がる大きな広場である。広場の中心地には、非常に有名なスロベニア人の詩人フランツェ・プレシェーレンと彼のムーサの銅像が建っている。

リュブリャナのグルメ

スロベニアには石灰質の土地が多いため、そばやぶどうの栽培が盛んである。食文化にもそれが反映されており、たくさんそば粉を使った料理がある。たとえば、ジガンツィーという塩バターをかけて食べる、スロベニア風のそばがきなど。ゴヴェヤ・ユーハというビーフスープや、リチェトという麦のおかゆがよく食べられている。リチェトは大麦と豆、肉と玉ねぎとにんにくを1日かけて煮た料理である。また、イースターやクリスマスや誕生日などに作るポティツァというお菓子もポピュラーである。良質のぶどうを使った高品質のワインを生産していることで世界的に有名である。また、国民一人当たりのワインの消費量は、世界第7位である。

リュブリャナの歴史

紀元15年にローマ帝国の街エモナが設立され、約500年間発展したが、フン族に破壊された。6世紀ごろにスラブ民族のスロベニア人がスロベニアに定着して、1144年にリュブリャナ城が初めて言及される。1335年にリュブリャナはハプスブルク家の支配下に入り、1461年には司教管区になり、中世にはスロベニア文化の中心地として発展した。ナポレオン戦争時にハプスブルク家の支配は一時的に中断した。1809年から1813年の間、リュブリャナはフランス第一帝政イリュリア州の、オーストリアの支配下中は、リュブリャナはカルニオラ地方の首都だった。

第一次世界大戦後の1918年のオーストリア・ハンガリー帝国崩壊で、リュブリャナは、スロベニア地方の中心都市となった。1929年現在のスロベニアとほぼ同じ領域を占めるドラヴァ州の州都となった。第二次世界大戦の1941年にリュブリャナはイタリアに占領され、スロベニア人は強く抵抗運動を行った。その為、イタリア軍は有刺鉄線でリュブリャナ中心市街を完全に囲った。第二次世界大戦後、リュブリャナはスロベニア人民共和国の首都になり、1991年に十日間戦争でスロベニアが独立を勝ち取り、リュブリャナはスロベニアの首都になった。

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