1857年よりニカラグア共和国の首都となっているマナグア(Managua)は、中央アメリカにおいて、グアテマラシティに次いで2番目に大きい都市である。この地域の地形はニカラグア低地と呼ばれ、国人口の半分は、このニカラグア低地に集中している。また、ニカラグアの空の玄関口、アウグスト・セサル・サンディノ国際空港(Augusto C. Sandino)がある。
19世紀後半から20世紀前半にかけて、2度の大洪水、2度の大地震に見舞われ、自然災害に苦しめられた町でもあり、かつてはマナグア湖の湖畔付近が町の中心部(旧市街)となっていたが、1972年の大地震により町が壊滅した後は、その周りを囲むようにして町(新市街)が発展した。現在では、新市街はホテル、娯楽施設、政府関係の建物などが集中しているため、人も多く賑わいを見せているが、旧市街は昼までも人が少なく、治安がよくない地域もあるので、観光の際には注意が必要である。