ミュスタイアの聖ヨハネ・ベネディクト会修道院
スイス最東端、ロマンシュ語が話されているミュスタイアの町にある修道院。1983年に世界文化遺産として登録された。カロリング様式の建造物としては、保存状態が良いとされ、大切に保存されている。
ベルン旧市街
スイスの首都であるベルンの旧市街は、街そのものが1983年に世界遺産として登録されている。中世ヨーロッパ都市そのままの姿を残しており、12世紀末に作られ、1771年に修復された時計塔や16世紀の噴水群が残る街中を路面電車が走り抜けている。ベルンに滞在する日本人観光客は少ないが、世界遺産の街に宿泊するというのもまた貴重な体験となるのでおすすめ。
ベリンツォーナ:3つの古城と街を囲む城壁
2000年に文化遺産として登録されたイタリア国境にも近いベッリンツォーナにある世界遺産。カステルグランデ(ウーリ城)、モンテ・ベッロ城、防壁、サッソ・コルバロ城が対象となっている。カステルグランデは近年、大規模な修復工事が行われ、レストラン、博物館などの施設がつくられている。
ラヴォー地区の葡萄畑
スイス南西部、レマン湖畔に沿って続くブドウ畑が美しいラヴォー地区は、2007年に文化遺産として登録された。約1000年に渡って受け継がれてきたワイン作りも評価されている。葡萄畑を抜ける散歩道をハイキングしたり、汽車のかたちをした観光車両に乗って周遊することもできる。
レーティッシュ鉄道 アルブラ線/ベルニナ線と周辺の景観
鉄道の旅が楽しめるスイスならではの世界遺産がこのレーティッシュ鉄道。スイス最大の路線網を持つ私鉄で、氷河急行やベルニナ急行といった人気の観光列車を走らせている。車窓からはスイスの壮大な自然を満喫することができる。2008年に文化遺産として登録された。
ラ・ショー・ド・フォン& ル・ロックル:時計産業都市計画
スイスと聞いて名前が上がるのもののひとつが時計。伝統的な時計製造業が高く評価され、2009年に登録された。
ユングフラウ=アレッチ=ビエッチホルン地域
アルプス山脈としては2001年に初めて世界遺産に登録され、2007年には対象地域が拡大された自然遺産。スイスを代表する3名峰であるアイガー(標高3,975m)、メンヒ(標高4,107m)、ユングフラウ(4,158m)やアレッチ氷河などがその地域に含まれている。
サン・ジョルジオ山
スイス南部、イタリアとの国境に面するルガーノ湖の南側にある標高1,096mの山。2億3,000万年前から2億4,500万年前までの三畳紀のものと思われる化石が多数発見されている。ハイキングコースがあり、ちょっとして登山も楽しめる。
スイス・テクトニック・アリーナ・サルドーナ(グラールス・アルプス)
これは「スイスの活発な地殻変動地域サルドナ」とも訳される世界遺産で、地学研究において重要な意味を持つグラールス衝上断層が対象となっている。