アンタナナリボは東アフリカにあるマダガスカル共和国の首都で、世界で4番目に大きい島であるマダガスカル島のほぼ中心に位置する。地元の人たちは短く「タナ」呼ぶ。アンタナナリボとは「高原の街」という意味だ。1975年の社会主義路線への変換以前の旧称はタナナリブといい、街の標高は1200mと高原上にあり周囲を水田に囲まれている。17世紀初頭にメリナ族の王により建設され、1895年にフランスに占領され植民地の政庁が置かれた都市で、現在は商工業・交通の中心地である。今でも中世の面影を残す建造物を見ることができる。世界でも有数の希少動植物の宝庫で、動物園、植物園、市場などが見どころだ。高地にある都市のため朝晩は冷え込むが、日中は暖かく待ち歩きに向いている。日本レストランはないが中華やフランス、イタリア料理を楽しむことができ、郊外にジャンボという大型スーパーマーケットがあり買い物に便利だ。