ボゴタの観光スポット
黄金博物館
古代の金細工の最も重要なコレクションを持つ博物館の1つ。植民地以前のエクアドルにまで及ぶコロンビア各地の文化の金の装飾品が収められている。金、および、合金で作られたものが3万4千点。そして、陶器、石器、衣類などが2万5千点展示されている。
モンセラーテの丘
ボゴタを一望できるスポットとして有名な標高3,100mの丘。丘の上には「モンセラーテ・バシリカ教会堂」という立派な教会がある。
ボリーバル邸
1820年、時の政府が前年のコロンビア独立の功績を称え、初代大統領となったシモン・ボリーバルの為に購入した別邸である。邸内には当時の調度品がそのまま配置されている。
ボゴタのグルメ
街の商業地区にあるパロケマオ市場。ここは民営の市場で、「ボゴタ庶民の台所」と呼ばれ、1,000店以上が営業している。
名物「レチョーナ」
子豚まるまる一頭を使って作る、「レチョーナ」がボゴタの絶品名物料理である。作り方は生後3ヵ月の子豚のなかにお米、豚肉、牛肉、グリンピースなどを詰めて、窯で8~12時間焼けば完成である。醤油で煮込んだような味で、豚の皮はパリパリ、肉は柔らかくてジューシーで、香ばしい匂いがたまらない一品である。
おいしいフルーツも有名
大きく育ったイチゴやサボテンの葉先になるキウイに似た味のピタージャ。超特大サイズのアボカドには、塩をつけるのがボゴタ流の食べ方である。
ボゴタの歴史発端から産業発展へ
ボゴタは1538年に、ヒメネス・デ・ケサダによって先住民族チブチャ続の地に創設された。当初はサンタ・フェ、もしくはサンタ・フェ・デ・ボゴタと称されていた。ボゴタの名は原住民チブチャ族系のハカダ族に由来する。
1830年にコロンビアがスペインより独立した際にボゴタに改称し、現在に至るまで同国の首都であり続けている。独立後1920年代前半まで目立った産業はなかったが、1920~30年代に至って外国資本の流入により鉱工業、製造業などが発達し、農村部からの移住が増加した。19世紀の終わりから熱帯の換金作物のプランテーションが導入され、特にコーヒーは20世紀を通して外貨の稼ぎ頭であり、現在も貢献は続いており、コーヒーの産出量は世界で2番目である。
観光産業に関しても、ボゴタを含め、カルタヘナ、サンタ・マルタ、メデジン、カリ、バランキージャ、サン・アンドレス諸島などがあり、それぞれ異なる嗜好の観光客を引き寄せている。