ヨーテボリの観光スポット
ヨーテボリ美術館
19世紀~20世紀にかけてのスカンジナビア絵画、またレンブラントやゴッホ、ピカソなどのコレクションが 展示されている。
自然史博物館
世界でも珍しい青クジラの剥製や、アフリカの大猟鳥のモンタージュなどが展示されている博物館。
海洋博物館
ヴァイキング時代からの船や造船、漁業に関する展示がされている博物館。
ヨーテボリ園芸協会公園
街の中心部にある公園。3500もの種類のバラが約1万本集められたバラ園や、1878年にイギリスのクリ スタルパレスをモデルにつくられた温室がある。
ヨーテボリ植物園
敷地内に谷や池、小川などの他、日本庭園やバラ園、ハーブ園なども有する植物園。
ボルボ博物館
自動車のボルボの工場敷地内に常設される、創業当時からのモデルなどが展示されている博物館。
フェスケショルカ
魚市場で、地元では「魚の教会」の名で親しまれる。建物は1873に建てられ独特で、シーフード料理を楽 しめるレストランが2階にある。
リョスカ工芸博物館
スカンジナビアの工芸品(家具や銀製品、陶器、ガラス器など)が展示されている博物館。
リーセベリ遊園地
国内で最も人気の高い遊園地である。園内は広く、アトラクションが多数ある他、美しい花壇が所々に設 けられている。
ヨーテボリの歴史
ヨーテボリは比較的新しい都市で、17世紀の初めにグスタフ2世アドルフによってつくられたとされている。スウェーデン人は北海への出口を度重なるデンマーク=ノルウェーとの戦争の末にようやく手に入れ、拠点をこの地につくることを決めた。この当時、ノルウェー人が町のすぐ北に迫っており、デンマーク人の領地がすぐ南に存在した。イェート人の領地としての呼び名が北欧神話により伝わるこの地に、ゴート人の町つまりヨーテボリ(ヨーテボリ)がイェート人=ゴート人の伝承によって誕生した。日本語のゴート人とイェート人の区別はスウェーデン語などではせず、同一とみなしている。
大航海時代には貿易の拠点として繁栄し、スウェーデン東インド会社が中でも有名である。ナショナリズム(汎スカンディナヴィア主義)が北欧全体に昂揚した19世紀には、北欧諸国の国家連合であるスカンディナヴィア連合王国の首都とみなされたていた。かつて国内造船業の中心地であったが、他国との競争が1970年に激しくなった結果、工場の多くは閉鎖に陥り、ハイテク産業がその後盛んになった。