ケニアの首都ナイロビは、今や東アフリカを代表する、アフリカ有数のグローバル都市である。市内は近代的なビルが林立し、昼間はビジネスマンで溢れている。国際機関も集中し、しばしば国際会議が開催され、近年では2000年にワシントン条約の締約国会議が行われた。
緑も多く、欧風建築の高級住宅地もある。その一方で、長屋やバラックが立ち並ぶエリアもあり、治安が非常に悪い。ダウンタウンはもちろんのこと、メインストリートでも、強盗、殺人が頻繁に起こっている。市街のはずれはサバンナで南郊外には、ナイロビ国立公園がある。近年ハネムーナーから団塊の世代に人気のサファリツアーの拠点になっている。
日本から直行便はなく、エミレーツ航空のドバイ経由が乗り継ぎがよく人気がある。アフリカは暑いイメージがあるがナイロビは赤道直下にありながら海抜1700mと高いため気温は夏の軽井沢といった感じである。11月から12月の小雨前にナイロビの街中には紫色のジャカランダが咲き町全体が紫の霞がかかったようになる頃が1年で一番美しい時期である。