サヌアはイエメン共和国の首都であり、中東・アラビア半島に位置し、サウジアラビア、オマーンと国境を接する都市です。イエメンは古代 より交易の中心地、および物資集散地として繁栄。古代ギリシャや古代ローマの時代には「幸福のアラビア (Arabia a Felix)」として知られる。紀元前7世紀頃 - シバ王国が、農耕の発達や、インド産香料の中継貿易によって繁栄した。
しかし現在、周辺アラブ国に比べても著しく低い。またコーヒー豆の生産が有名で、モカコーヒーのモカとは、この国の南部にある港湾都市の名称である。しかし国が砂漠地帯に位置するため農業はふるわず、昔ながらの遊牧生活を営むものも多く漁業も比較的盛ん。
観光面では旧市街は街全体が世界遺産に登録されている。200年~300年くらい前の建物が石畳の道や城壁などと一緒に保存されておりアラビア特有の半月刀を帯刀した男性や、目だけ出してあとは上から下まで黒ずくめの女性が行きかっている。