南アメリカ大陸の太平洋側に面したチリ共和国の首都(ただし、国会は 近郊都市バルパライソにある)。東西の幅が均約175キロに対 し、南北が4329キロもある、細長い国土を持つチリのほぼ中央部に位置するサンティアゴ・デ・チレ(通称サンティアゴ)は、南米の他国の都市サンパウロやリマ、ブエノスアイレスと並ぶ大都会である。
大サンティアゴ都市圏となれば約600万人もの人々が暮らしている。町からわずか80kmのところに標高6000m級のアンデスの高山が連なっているが、盆地にある大都市ゆえ大気汚染が酷く、昼間はス モッグで覆われてあまりよく観ることができない。
町は1541年 2月12日にスペイン人の征服者ペドロ・デ・バルディビアによりサンティアゴ・デ・ヌエバ・エクストレマドゥラ市として建設された。 1810年から1818年のチリ独立戦争でチリが解放され、サンティアゴは正式にチリ共和国の首都に指名された。