北東部、地中海沿岸に位置し多くの観光客を惹きつけるチュニジアの首都:チュニス。チュニスは古代フェニキア人によって拓かれ、カルタゴの衛星都市としてオリーブの貿易で発展した。その後、ローマ帝国の属州となり、やがて7世紀にはイスラム帝国に占領されアラブの街として発展することになる。 また、19世紀に入るとフランスの保護領となり、フランスの文化の影響を受けた新市街地が発展した。カルタゴ時代の遺跡や1979年に世界遺産にも登録されたメディナ(城壁に囲まれた旧市街地)などアラブ風な建築とフランス保護領時代に作られたコロニアル様式の建物など近代的な街とがミックスされており、歴史との幾多の文化が折り重なるアラブの折衷を実感できます。