ドゥブロヴニク旅行｜ena(イーナ)の海外旅行ガイド

ドゥブロヴニクについて

ドゥブロヴニクは、クロアチア、アドリア海沿岸のダルマチア最南部に位置する都市及び基礎自治体で、ドゥブロヴニク＝ネレトヴァ郡の郡都である。
アドリア海沿岸でも傑出した観光地で港もあり、ドゥブロヴニク＝ネレトヴァ郡の中心都市である。
「アドリア海の真珠」とうたわれる美しい町並みを誇り、1979年に世界遺産に登録された。

ドゥブロヴニクの基本情報

通貨: 大部分がローマ・カトリック
人口: 0.43万人（2001年）
言語: クロアチア語
民族: クロアチア人
行政区画: クーナ（kn）

面積: 143.35平方キロメートル
位置: クロアチア、アドリア海沿岸のダルマチア最南部に位置する。北緯は42度38分25秒、東経は18度06分30秒である。
気候: ドゥブロヴニク周辺の気候は典型的な地中海性気候の一種に属している。冬季は穏やかで雨が多く、夏季は乾燥しているが、独特の風や雷が起こりやすいなど他の地中海性気候とは異なっている。年間を通して雷は発生しやすく、10月から4月にかけてアドリア海からは心地良くない冷たい突風であるボーラが吹き付ける。夏でも風が起こる時には悪天となる。7月と8月の昼間の最高気温は29℃で夜間の最低気温は21℃である。春や秋はさらに快適で、最高気温は20℃から28℃で経過する。
時差

ドゥブロヴニクの旅行情報

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ドゥブロヴニクの空の玄関口

ドゥブロヴニクの空の玄関口は、市内にあるドゥブロヴニク空港である。中心部から20キロメートルほど離れたコナヴレのチリピ近くに位置する。国際空港からは欧州各都市へアクセスすることが出来る。空港とドゥブロヴニク旧市街やクロアチア各都市や近隣国とを結ぶ長距離バスターミナがあるグルージュへはバスが運行されている。深夜まで走り市内の路線網が良く整備され高頻度な路線バスも運行されている。しかしながら、ドゥブロヴニクには他のクロアチアの主要都市への鉄道路線がない。

ドゥブロヴニクの観光スポット

ドゥブロヴニクは「アドリア海の宝石」と呼ばれ、オレンジ色の屋根が美しい世界遺産の街である。かつてはラグーサ共和国として独立していたという長い歴史をもつ。ヨーロッパでは最も美しい地中海都市のひとつとされている。この町全体が世界遺産のドゥブロヴニクの見所はピレ門、プラツァ通りというピレ門から続く石畳のメインストリート、ドミニカ修道院、フランエヴァッキ修道院、スポンザ宮殿、ルザ広場、司教宮殿、聖イヴァン砦、聖ヴラホ教会などが挙げられる。

ドゥブロヴニクのグルメ

ドゥブロヴニクには、アドリア海の対岸のイタリア料理の影響を受けた魚介料理や、歴史的な経緯からトルコやオーストリア、ハンガリーをルーツとする料理が多い。サワークラウトをたっぷり使った、クロアチア風ロールキャベツサルマという料理やラムや豚のグリル、パプリカ風味のサラミ、羊のチーズ、ダルマチア風スモークハム、胡椒の利いたスラブ風ソーセージ、塩辛いイワシ、ハムとチーズで包んだ仔牛の肉をパンにはさんで揚げたザクレブ風ステーキなどがよく食べられている。また、ハンガリーが起源のグヤーシュ、デザートのパラチンタ、オーストリアの名物デザートでもあるアップル・ステュードゥルも、有名な料理である。

ドゥブロヴニクの歴史

ドロブニクは7世紀、ビザンチン帝国の支配から解放されて以来、南スラブ族により、非常に堅固な城壁をもった要塞都市を築き上げてきた。13世紀以降、アドリア海の湾奥にあるベニス共和国など現在のイタリアの都市国家諸国との海洋貿易での地中海交易の一大拠点となり、ドロブニクは大いに経済的に繁栄した。ドブロブニクは17世紀、バルカン半島で起こった大地震により市民の約半数が死亡という甚大な大被害を受ける。さらに現代にあってもドブロブニクは1991年以降、セルビア・モンテネグロによる継続的な激しい軍事攻撃を受けるなど、危機を何度も経験している。しかし、ドブロブニク市民は、都市国家、自由都市の自負と誇りを持ち、歴史的遺産、建築物を市民の力で修復、保全、保存してきた。そのため欧州における時代時代の多彩、多様、華麗な建築様式を今に継承している。