ザグレブ(ZAGREB)はクロアチアの首都で、ザグレブという名前はスラブ語の za-grebl(ザ・グレブル)に由来している。za-grebl(ザ・グレブル)とは「溝の後ろ」を意味しており、上町(Upper town)から下町(Lower town)を見ると溝を挟んで町が広がって見えたことから付けられた名前だ。1992年にスロヴァキアに次いでユーゴスラヴィアからの独立を果たしたクロアチア。比較的最近独立したという経緯もあり、ザグレブには首都らしい発展した街並みだけでなく伝統的な建物も多く残る。カピトル(Kaptol)とグラデツ(Gradec)は、都市の旧市街地で、イェラチッチ広場、聖マルコ教会、クロアチア国立劇場、聖母被昇天第聖堂には特に多くの人が訪れている。街の中心には小高い丘があり、他にも緑あふれる公園や散歩道が多く、ザグレブ市郊外にはハイキングを楽しめる自然豊かな国立公園もある。国立公園の中でも有名な場所はプリトヴィツェ湖群国立公園だ。なお「アドリア海の真珠」と謳われるドブロブニクへはザグレブから飛行機で約1時間で行くことができる。