プノンペンはインドシナ半島の中央に位置するカンボジアの首都である。カンボジアはタイ、ベトナム、ラオスと隣接してあり、大河メコンと東南アジア最大の湖であるトンレサップ湖など自然の恵みを受けている。
行政、文化、経済の中心地で、「東洋のパリ」と謳われたフランス植民地時代の美しい街並みが今もなお街の景観の一部となっており、またアンコール・ワットを始めとした世界遺産群が数多く存在しており、観光客を楽しませている。
国内のクーデターや内戦などを繰り返し、なかなか国内情報は整わなかったが、1993年に新生カンボジア王国が誕生して以来、経済や治安の復興を目指しながら現在に至っている。プノンペンという名はクメール語で「ペン夫人の丘」という意味であり、ペン夫人が近くの丘に祠を作り仏像を手厚く祀ったとされている丘(ワット・プノン)には、今もペン夫人の像や仏塔が立っている。