プラハ旅行｜ena(イーナ)の海外旅行ガイド

プラハについて

プラハは、チェコ共和国最大の都市で、首都である。国際的な観光地として発展を遂げた都市であり、近年では海外からの観光客が多数訪れている。プラハ市内の歴史地区は世界遺産に認定されており、プラハ城や古い街並み、建物が現存し、街自体が世界遺産というとても珍しい観光都市。「百塔のプラハ」と呼ばれるほど、尖塔が多くある。プラハは、音楽の都としても知られ、著名な作曲家であるモーツァルトやスメタナなどのゆかりの地が多くある。ヴルタヴァ川（モルダウ)が市内の中心部を流れている。

プラハの基本情報

通貨: チェコ・コルナ（CZK）
人口: 約122万人(2008年)
言語: チェコ語が公用語である。その他英語やドイツ語が通じるところもある。
民族: 住民の多くがチェコ人である。次いでモラヴィア人、少数民族にはスロバキア人、ポーランド人、ドイツ人、シレジア人、マジャル人がいる。
行政区画: カトリック、プロテスタント、フス派、無信仰（チェコは歴史的経緯から多くの人々が宗教的メンタリティを持たない）

面積: 496平方キロメートル
位置: 北緯50度02分東経14度45分
気候: 海洋性気候と大陸性気候に挟まれて位置するチェコは、変動しやすい気候パターンである。プラハの夏は最高気温が約29度で雷雨を伴うことがある。7・8月が旅行のベストシーズンといえる。夏でも日中は暑いが夜には冷えることもあるため、長袖の服があるとよい。冬の寒さは大変厳しく、平均気温が氷点下になることもある。観光向きではないが、スキーを楽しむことができる。
時差: 日本との時差はマイナス8時間。サマータイム（3月最終日曜日から10月最終日曜日）はマイナス7時間。

プラハの旅行情報

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プラハの空の玄関口

プラハの空の玄関口は、市街地中心部から約17キロに位置するヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港（プラハ国際空港）である。チェコ国内最大の空港であり、フラッグキャリアであるチェコ航空のハブ空港。近年の急激な観光客の増加に伴い、空港の利用者も大きく増え、地下鉄、鉄道を空港まで延伸する計画が立てられている。プラハへの日本からの直行便は無く、パリ（エールフランス航空）やフランクフルト（ルフトハンザ航空）などの欧州の他都市を経由して行くのが一般的。また、ソウル（大韓航空）経由の行き方もあり便利である。プラハ空港から市街地までは車で約30分、バスやミニバス、タクシーを利用する。

プラハの観光スポット

・プラハ城
かつてボヘミア国王や神聖ローマ皇帝の居城だった世界最大の城のひとつ。城内には聖ヴィート大聖堂(ゴシック様式)、聖イジー教会(ロマネスク様式)のバシリカと修道院、また、宮殿や庭園、尖塔が含まれ、あらゆる中世以来の建築様式が見られる。また、いくつかの博物館や美術館も存在する。

・カレル橋
1357年に建設されたヴルタヴァ川（モルダウ）に架かる橋。ヨーロッパに現存する石橋では最も古い。橋を守るために建てられたゴシック様式の塔や、橋の欄干に並ぶバロック様式の30体の彫刻などがあり、露天などが出ている。プラハで最も有名な場所のひとつである。

・旧市庁舎
からくり人形の仕掛け時計で知られる定番の観光スポットである。有料の見学ツアーがあり、塔に登ることができる。

・シナゴーグ
シナゴーグ群はパリ通りの端に位置する。旧ユダヤ人居住地区であった場所で、新旧シナゴーグやスペインシナゴーグなどが存在する。独自のキリスト教会建築とは違った建築様式が見られ、大変美しい。

・カンパ公園
町の中心にある公園。多くのカフェが立ち並んでおり、湖や子供向けの遊び場、庭などがある。特に家族連れに人気がある。

・その他プラハの観光スポット
ヴァーツラフ広場、オールド・タウン地区、ユダヤ人街など。

プラハの世界遺産

1992年に登録された世界遺産。登録対象地域は市街中心部、ヴルタヴァ川(モルダウ)の東岸の旧市街から南に位置する新市街まで、西岸のフラッチャニ地区とマラー・ストラナ地区の計866ヘクタールであり、11世紀～18世紀の多様な時代様式の建築物が残されている。主な建築物にはプラハ城やカレル橋、ストラホフ修道院、旧市庁舎、ティーン聖堂、ゴルツ・キンスキー宮殿、旧ユダヤ人墓地、旧新シナゴーグなどがある。

プラハのグルメ

チェコの料理の特徴はシンプルで素朴、味付けがマイルドであること。肉料理(牛、豚、鶏、鴨、キジ、あひるなど)が中心で、海がないため、魚料理は川魚が中心となっている。付け合わせにクネドリーキというパン(チェコの茹でパン)やジャガイモ、ライスを選ぶ。ジャガイモは主食同様でよく食べられている。

代表的な料理にはチェスネコヴァー(にんにくのスープ)、スヴィーチコヴァー(茹でた牛ヒレ肉、野菜シチュー、クネドリーキを合わせたもの)、ジーゼック(とんかつに似た料理)、チキンソテー、チキンカツ、おつまみに最適なウトペネッツ(ソーセージの酢漬け)やザビナーチュ(にしんの酢漬け)などがある。

魚料理はマスを使ったものが多い。プラハの街中には「ホスポダ」と呼ばれるビアホールが多くあり、様々なビールと一緒にチェコ料理を楽しむことができる。また、プラハではイタリア料理や中華料理、日本料理など各国のレストランも揃っている。