サウジアラビアの首都。20世紀初頭、故アブドゥル・アジィーズ国王がサウジアラビア建国の際に首都とした。18世紀末まではリヤドに隣接するディライーヤが第一次サウード王国の本拠地として栄えていたが、1818年オスマントルコ皇帝の兵の侵略によりディライーヤが崩壊すると、それに代わって、徐々に力をつけていたサウード家がリヤドを本拠地に繁栄した。その後第二次サウード王国が設立されたが、再びオスマン・トルコ側の兵により崩壊。1902年、亡命していたアブドゥル・アジィーズ国王がリヤドを奪回し、第三次サウージ王国を築いた。各地方を支配下におき、1932年国名をサウジアラビア王国と改め、リヤドは一大王国の首都となった。初代国王の時代に最初の油田が発掘されると、サウジアラビアは急速に近代化し、リヤドも大きく発展した。