深センの観光スポット
深セン市内には、文化遺産的な見どころはほとんどなく、アミューズメント系の観光施設が主な観光地になっている。錦繍中華は中国の歴史、文化、芸術、民俗に関する建物や遺跡を再現しているテーマパークだ。中でも人気の中華民族文化村は、21民族、24の村の民家、建物などが実物大で再現され、民族衣装を着た少数民族の人達が歌や踊りを披露し、民族ごとの生活ぶりを垣間見る事が出来る。
最近多額な費用をかけリニューアルされたナイトショーでは、豪華な衣装と華麗な民族の踊りは好評だ。ミニチュアが並ぶエリアでは、万里の長城、龍門石窟、楽山大仏、チベットのポッタラ宮など82ヵ所が実物の約15分の1の大きさで造られているので中国観光地を一巡りした気分になる。
世界の窓は、世界各地の代表的な景観などを再現したテーマパーク。フランスの凱旋門、エッフェル塔、カナダのナイアガラの滝などミニチュアで再現され、各国の歌や踊りのパフォーマンスも行われている。
地王大廈は、384メートルの高さを持つ深センで最も高いビルの一つで、下層はショッピングモールになっており、69階には展望ロビーが設けられ、300メートルの高さからの眺望が楽しめるほか、香港返還階段場面の再現などの展示を見る事が出来る。
深センの歴史
もともと深センは、船旅をしている古代の百越部族の支族とされる南越部族の拠点地だった。331年、深セン市、東莞市、香港の地域に東官郡が設置され、現在深セン市に宝安県が設置された。
この地域は小さな漁村でほとんど開拓されてなかったが、宝安県となり、塩、茶葉、香辛料、米で繁栄して行った。
1842年に南京条約や北京条約が締結され、新安県の一部であった香港島と九龍半島がイギリスが租借するようになり、新安県は分離され香港との国境の街としての歴史が始まった。1913年の中華民国の始まりと同時に、新安県は宝安県に改称された。
1953年の広深線開通により、人口が増え、商工業が発展、香港と隣接する地理的重要性から1973年宝安県を少轄市の深セン市に昇格、1980年には中国初の深セン経済特区が指定され、1981年に副省級市となった。
深センのゴルフ場
深センでゴルフ?と知らない人は思うであろう。ところが深センは実は自然環境に恵まれ、山と海を併せ持ち、複数の国際標準ゴルフ場を建設している。中でもギネスブックに登録されている12人の世界のトッププレーヤーがデザインに参加した世界最大の12コース・216ホールを有する、「ミッションヒルズ・ゴルフクラブ&リゾート」の規模は新宿区とほぼ同じ広さをもつ。
尾崎コースやノーマンコースなど有名選手の名前が付けられていて、ビジネス・休暇のための最高のリゾートとして、「2005年度中国ホテルゴールデン・ピロー賞」を受賞した、中国で唯一のゴルフ場の5つ星ホテルである。ホテル棟はコースの中心に位置し、315室の客室はすべてコース全体を見晴らせるバルコニーつきである。ぜひゴルフの好きな方は深センに行き世界最大希望を誇るゴルフ場でゆったりと過ごし、快適なゴルフ生活を満喫してみては如何でしょうか?