タシケントは、ウズベキスタンの首都。ウズベキスタン北東部、シルダリア川の支流であるチルチク川の流域に位置する歴史的なオアシス都市だ。人口はおよそ200万人で、中央アジア最大の都市である。
「タシケント」とは、ウズベク語で「石の町」を意味する。砂漠の中にあるにもかかわらず、緑の濃い町だ。樫の木が繁り、涼しい木陰をつくっている。1965年、大地震による壊滅的な被害を受けた後、復興が進み近代的な町並みに生まれ変わったことで知られる。道路の道幅も広く、多くの自動車や路面電車が走る。
また中央アジアで唯一地下鉄が走っている都市でもある。現地の人々もイスラム風の人はほとんど見かけず、都会的なファッションの人が多い。またシルダリヤ川から大量の生活用水を引き込んでいるため、水が非常に豊富な場所でもあり、街のあちこちに噴水が見られる。